あとがき

久々のGROUNDERシリーズ。(とはいえ本編は1話しか書いてない…)
外伝てなことになってますが、本編との結びつきは結構強い。
何より時代が全く同じなので、ひさめ達が鯨&トラスと会う日は近いのだ。
GROUNDERシリーズは鯨&トラス、遠方4騎、
そしてもう一つの勢力がメインとなります。
ようやく構想がまとまってきたので、これから発展していくでしょう。
個人にスポットを当てるという点が、書いていて楽しいのだ♪

では、この話についてです。

氷雨(ひさめ):
普段は読書少女、そして雨の夜は脅威の剣客。
彼女の技は、自分の剣気を冷気としてぶつけているのであって、
『邪眼』のような魔法的なものではない。
従って、とんでもなく腕は立つものの普通の人間。
なお、遠方4騎とはカイゼルランドにいる4人の客将のことで、
それぞれ素性や役割が異なっている。
王城5階の四隅の部屋を各々割り当てられている。
(実際は4階がバス・トイレ・洗面所、5階が居間、6階が寝室。
塔になっており、入り口が5階にあるということ)
バルト・ラウンツェル:
遠方4騎のひとり。最前線での軍団指揮を得意とする。
もちろん1人で闘っても十分すぎるほど強い。
ちなみに、彼が言っていたセリオスも遠方4騎のひとり。
2人ともすぐに本編に登場する予定。
殺し屋7人衆:
1人は強力、あとは雑魚。
ひさめのターゲットも黒剣の男ひとりだったようだ。
HAが全廃となった(建前上は)この時代、軍の主力はホバー戦車である。
だが、少数精鋭でも勝てたHA戦とは違い、ともすると戦争が硬直状態
となり長期化しやすい。(このへんは現実とおなじ)
そこで、彼らのような暗殺者で敵国の中枢を破壊し、
容易に勝利しようという考えが生まれた。
もちろん、戦争中でなくても外交を有利に進める為に用いられることもある。
いずれにしろ暗殺という概念の復活は各国要人の日々の生活を脅かした。
そして、用心棒やアッサシンキラーとして
同種の人間が使われたのもまた必然であろう。

2000.1.24

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