五剣伝シリーズの第四話(の第1章)です。
第三話のあとがきで『近いうちに第4話以降も書き上げる』
などと豪語したのはもはや3年半も前のこと…。(涙)
別に完全に忘れてたわけではないんです。単に気力の問題。
その間に『人界編』に続く『魔界編』、『天界編』のネタは
かなり色々と考えてたし。(いいわけ)
まぁ、なるべく早く『人界編』を完結させて、次に進みたいものです。
さて第4話では3つの闘いを描くつもりですが、今回はその一つ目として、
人間VS悪魔の純粋な剣術勝負です。
たった一合の斬り合いがこの話の全てです。
ちなみに、ファウストが決闘する為に遙を待っていたというのは本当。
ファウストは日頃から剣の腕を競う相手を探しているのですが、
そんな猛者はそうそういるものではないのです。
天界や魔界は魔的要素の濃度が高いので
そこでの闘いは剣より魔法の方が有利になりやすい。
その為、多くのものは魔法の鍛錬にばかり精を出し、
剣はおろそかになりがちなのだ。
純粋に剣だけで考えると、天界、魔界において
ファウストと同等かそれ以上の技量を持つものとしては、
天界:剣天使・真堂薫瑠、炎天使・小林響
魔界:魔界指導者ローウェン、”白狼”
の4人ぐらいでしょう。
それだけファウストの剣技が卓越してるということ。
そしてファウストに見込まれた遙の剣技もまた然り。
ではこの話についてです。
人界編完結は何年後だろう?あと3話なんだが……。
2003.8.10