あとがき
お待たせしました〜。って前作から半年以上たってるじゃん!
HAシリーズ第2弾。またまた巨大ロボ&ウンチクの嵐だよん。
この話は終戦後ってことで、シリーズ中ではかなり後ろの方の話です。
だからもっと後で書こうと思ったんだけど、なんとなく書きたかったから…。
ちなみにこの『血塗られた剣』がらみの話は全3話になる予定です。
あてにしないで(笑)次回作をまっててね。
さて、この話についてです。
- 血塗られた剣(THE BLOOD SWORD)
- 鉱都製HAの零号機。通常のHAの約5倍のエンジン出力をもつ。
長らく鉱都に封印されていたが、鉱都陥落の際に持ち出されたようだ。
詳しくは次回を参照。
ちなみに『血塗られた剣』という名前は一般的にはこのHAのことを指すが、
実際に血を吸っている野太刀や、これのパイロットを指すこともある。
また、パイロットについても次回参照。
- ウォルター・ヘリオス
- スエイン王国王冠騎士団(クラウンナイツ)の騎士。
剣の腕、HAの操縦ともに優れていたが、血塗られた剣には敗北。
結局一矢も報いることができなかったが、
データは後の『血塗られた剣』討伐に役立てられた。
ちなみにスエイン王国は400年の歴史を持つ由緒正しい国家であり、
昔から武道、とりわけ剣術を重んじていた。
それでも伝統に凝り固まっているというわけではなく、
むしろ国際情勢等には敏感で、HAをいち早く導入したり、
反バウバード連合の中心になったりと柔軟な対応には
各国が一目も二目も置いている。
- バウバード軍残党の隊長
- 彼のようにバウバード降伏後も抵抗を続ける者は多い。
というのもバウバードは当初、HAのパイロットに剣の達人を採用していたが、
そういう武人には剣と祖国に誇りを持つ者が多く、
結果として戦争集結後も心情的に諦めきれない
古株の彼らを中心とした残党が活動しているのである。
ちなみに彼は『血塗られた剣』に殺されずに生き残ったが、こういう人の話が
『血塗られた剣』の噂の源になっている。
なぜなら『血塗られた剣』と戦った連合軍のパイロットは
生きて帰れないのだから…。
- 琳水花・グラウシズ(リン・スイファ・グラウシズ)
- 前作にも出てた人。今回はチョィ役だが、次回は活躍予定。
ハワードの死から空白の期間を経て戦線復帰。
多くの戦いをHAコーネリアMK−IIタイプhcとともに駆け抜け、
今では連合軍のエースパイロット。
もともと剣術をたしなんでいたが、それに更に磨きを掛けており、
HA戦ではマシーンとマニュアルの巧みな組み立てが身上である。
- HAガーランド
- エメラルドグリーンの半透明装甲を持つHA。
スエイン王国王冠騎士団の団員にのみ与えられるもので、
6機しか存在していない。(そのうち一機は今回撃破された)
半透明装甲は美しさを追求するあまり通常のHAの装甲よりやや脆い
という欠点があるが、それはパイロットの腕によって十分カバーできる。
また、これとほぼ同じデザインでアイスブルーの半透明装甲をもつ
王専用のHAも存在するらしい。
- HAコーネリアMK−II
- リンがフロウ国から持ち出した、HAコーネリアの設計図と
戦闘プログラムを元に再構成された機体。
これの量産型は連合軍の主力HAとなっている。
そしてタイプhcはリン専用にカスタマイズされた機体で、
情報解析能力が強化されている。
またマシーン=マニュアルの切り替えも速いのだが、
バランスがやや不安定で扱いづらい。
そのため、ハワードや高麗のクセを知り尽くしているリンだからこそ
乗りこなせるHAとなっている。連合軍の旗機。
- HAドールトン
- H.W.C(へヴィー・ウェイト・キャノン)搭載のHA。
一応、刀を装備してはいるが、中〜遠距離支援がメイン。
やむなく接近戦をする際にはH.W.Cを強制排除すべきである。
そうでなくても巨砲を支える為にデカくて重い機体なのだから。
- HAハウレス&HAラウム
- 野戦向けのハウレスと、市街戦用のラウム。
いずれもバウバードの主力HAである。
だが、初期のHAであるので今ではやや力不足の感もある。
ラウムは市街戦で小回りが利くように、ハウレスより一回り小さい。
バウバードのHAはいずれもルシファー配下の72魔王の名前を冠しているが
それについては「西洋魔物図鑑」等の資料を参照のこと。
やっぱウンチクはやめられまへ〜ん。(爆)
2000.5.15