5月1日(金)
一日目。
朝8時ごろ羽田空港を発って、高松空港までフライト。
高松空港は初めて利用したんだけど、あんまり大きくないですネ。
所詮は地方のローカル空港か…。
しかしやっぱり飛行機は速いな。
一時間ぐらいで四国に着いちゃうとは。
さすが高いだけのことはあるじぇ。
そこから高松道、松山道をバスでひたすら西へ。
西条I.C.で高速を降り、新寒風山トンネル、ではなく旧寒風山トンネルへ。
以前通ったけど、やっぱ道狭いよ。
そんな道を二十数人乗りの中型バスとはいえよく攻めるなぁ。
旧寒風山トンネルを抜けたらすぐに右折して、瓶ヶ森方面へ山道を進む。
瓶ヶ森登山口に着いたのは14時頃。
ここからいよいよ一日目の登山開始です。
今回はパックのツアーだったんだけど、
先鋒としんがりに添乗員さんが付いてくれるので脱落の心配はないし、
登山前のストレッチまで指導してくれる至れり尽せりぶり。
ただ、一列になって歩くので、迂闊に立ち止まると後ろがつかえてしまう。
のなでなかなか写真をとるチャンスがない。
ただでさえ私のデジカメ、シャッター速度糞遅いのに。(涙)
さて肝心の登山ですが、本日は一時間弱かけて瓶ヶ森(1896m)に登頂。
行程は初日ということもあり、かな〜り楽。
熊笹の平原が美しい瓶ヶ森山頂付近の景色を満喫し、
下りも一時間弱で元の登山口へ。
そこからはバスでちょろっと進み、石鎚山の登山口の一つ、
土小屋に17時頃着いたところで一日目のノルマは完了。
宿泊した宿は土小屋にある「国民宿舎石鎚」。
夕食は山菜が満載。
でも夜はとても寒かったです。
あと愛媛県のはずなのに、テレビをつけたらNHKが松山放送局じゃない!?
映ったNHKは何故か岡山と広島でした…。
まぁろくなテレビ番組もないので、翌日に備えて20時半に就寝。
おやすみなさい。
5月2日(土)
二日目。
7時半に土小屋を出発し、登山開始。
一路、西日本最高峰を目指す。
ここの登山道は歩きやすく、そこそこ変化に富んでいて、
見晴らしもいいというオススメルート。
ただ、谷間にはめがっさ雪が積もってて、登山道にも所々雪が。
そういえば、あにゑ氏が先週剣山周辺で吹雪に遭ったって言ってたけど、
石鎚周辺も同様の状況だったのかもしれないですね。
歩くこと2時間。9時半頃に二ノ鎖小屋にて西条からの表参道に合流。
いよいよここからが本番って感じか。
経験と体力が共に充実している人はここから鎖場を登っていくんだけど、
我々のツアーは安全第一で迂回路を通って登っていくことに。
ほぼ垂直登頂の鎖場と異なり、迂回路は山を巻きながら
ゆっくりと鉄製の階段で確実に標高を稼いでいくコース。
階段はしっかり造られていて、手摺もあるので初心者も安心のはず。
ただ、足元に谷底が見えるので高所恐怖症の方はご用心を。
まぁそんなこんなで迂回路を使い、
10時頃に石鎚神社奥宮頂上社のある弥山(みせん、1974m)に到着。
本当の石鎚山の主峰である天狗岳はここから10m程高いところにあるんだけど、
弥山から天狗岳に至る道は危険なので、
今回のツアーでは弥山までということになりました。
うーむ、ちょっと残念だな。
ちなみに弥山からは、晴れていれば新居浜も見えるそうだったんだけど、
今回はもやがかかっていて見えなかった。(涙)
西条の三連クレーンは双眼鏡でかろうじて見えたけどね。
帰りは来た道をそのまま引き返し、12時過ぎに土小屋に帰還。
昼飯を食い、ここからはバスでの移動に移ります。
バスは土小屋を出ると瓶ヶ森側に道を引き返し、
よさこい峠から高知方面へ。
それから名野川沿いに長沢ダムまで下り、
国道194号線、国道439号線、国道32号線と乗り継いで徳島県へ。
国道32号線を土讃線にそって北上することしばし、
大歩危駅周辺で右折して僻地、祖谷(いや)渓へ突入。
まず行ったのは「祖谷秘境の湯」。
しかしここ、秘境とは名ばかりの近代的なスーパー銭湯でした。
まぁ塩サウナ+7種の風呂を満喫できたからいいけど。
お次は観光名所にもなっている「かずら橋」。
その名の通り、かずらで作られた吊り橋です。
噂よりもかなりちゃっちかった印象。
ちなみに橋の通行料は500円。
最後に本日の宿泊施設である「ホテル奥祖谷」に到着し、
無事に二日目の行程も消化できました。
ちなみに「ホテル奥祖谷」の夕飯は、
祖谷名物らしい蕎麦料理、山菜料理、あまご(川魚)等々、
食いきれないほどの大ボリュームでした。
テレビはケーブルを引いているらしく、12ch分映りました。
しかしどれがどれやらよくわからん…。
とりあえず気づいたのは、
・テレ東系列は映らない
・NHKは松山放送局(ここ徳島なのに)
・祖谷の超ローカル番組(地元の入学式の様子とか)がやってる
といったところ。
いずれにしても特に見たいものもなかったので、翌日に備えて21時半に就寝。
おやすみなさい。
5月3日(日)
三日目。いよいよ最終日である。
宿を7時過ぎに出て、一時間ぐらい山道をバスに揺られ、
剣山の登山口である見ノ越へ。
で、8時半前ぐらいに登山開始。
途中までリフトで上ることもできるのですが、今回は徒歩でゴー。
鳥居を幾つかくぐりながら石段を登り、しばらくすると土の道に変わる。
登山道はそんなにキツくないのでサクサク進みます。
西島(リフトの終点)、大剣神社、を経て、
10時には剣山山頂(1855m)に到達。
頂上からの展望は雲がかかってたのでいまいち。
もっと晴れてればよかったんだけど、こればっかりは仕方ない。
帰りは刀掛けの松(枝が刀掛けの形をしている)、
西島を経て11時半過ぎに見ノ越に到着。
これで3日間の登山行程はすべて終了である。
さて、バスは見ノ越から山を下って再び祖谷渓に戻り、
昼食&入浴場所である「祖谷温泉」へ。
ここの売りは絶壁の上から谷底までケーブルカーで降り、
そこで入る露天風呂なんだけど、今回は時間の都合で断念。
慌しく食事と大浴場での風呂を済まして、またバスに乗り込む。
(ちなみにここでの食事は前日の祖谷料理と良く似ていた)
バスは細い割に対向車が来まくる県道32号線を北進し、
国道32号線に合流したら井川池田I.C.で徳島道に入る。
渋滞が心配された徳島道だが、予想以上にスムーズに進み、
17時半頃徳島空港に無事到着。
あとは定刻通りの飛行機に乗り羽田空港で解散。
お疲れ様でした。
…まぁ、そんなこんななかなりハードスケジュールだった
3日間でしたが、無事乗り切ることができました。
剣山登頂と、徳島の名所巡りはなかなか有意義でしたね、
ただ石鎚山は、主峰の天狗岳制覇と鎖場攻略ができなかったので、
これについてはいずれ是非再挑戦したいと思います。