球場の駐車場が埋まってたら困るのでフジグランの駐車場に車を入れて、
そこから徒歩で球場へ。
球場ではまず入場券を購入。
入場券はシーズン中の全試合共通入場券になっていて、当日で大人1000円。
坊ちゃんスタジアムで見ようが新居浜球場で見ようが値段は一緒です。
一塁側、三塁側の区別はなく、内野席、外野席の区別すらありません。
ま、新居浜球場には観客入場口は一つしかないし、外野に”席”なんかないんだけどね…。
入場してみると案の定、座席はガラガラでした。
新居浜なんていう僻地で、しかも雨が降ったり止んだりの微妙な天気だったので、
客足が鈍るのも無理ないか。
そんなわけで、バックネット裏で屋根もついている好ポジションをゲット。
試合開始の1時間ぐらい前だったので、グランドでは両チームの選手が
守備練習をやってるところでした。
(残念ながら打撃練習はもう終わってたっぽい)
高知のコーチ(寒)が愛媛のキャッチャーにアドバイスをしてたのが、
アイランドリーグの本質を表してるようでなんとも印象的。
練習後は選手自らがグランド整備。
ま、人手もお金もないからね。
試合開始前に両チームの監督、コーチ、選手、トレーナーが紹介され、
全員がグランドに登場。
続いて愛媛の監督が一言ご挨拶。
そしてお次は国歌斉唱。
「全員脱帽してご起立ください」……って、今時こんなことやるとはね。
しかも愛媛の背番号1の人が出てきて一人アカペラで歌っうんだもん。
こりゃ色々な意味でびっくりだ。
その後両チームともベンチ前でミーティング。
その間球場には愛媛マンダリンパイレーツのテーマ曲(そんなものがあったとは)
が流れたり、マンダリンパイレーツのマスコットが側転
(さすがにバック転は無理か?)を披露したりしてました。
さていよいよ後攻の愛媛の選手が守備位置につき、
高知の先頭打者がバッターボックスへ入り、始球式。
始球式では少年野球の子供が、なかなかいい球を投げてました。
そんなこんなで予定通り14時に試合開始。
その頃になると観客はそこそこ集まってました。
公式発表では観客動員数671人と出てたけど、
さすがにそこまではいなかったような気がするんだけどなぁ。
地元のローカルテレビ局も生中継してた模様。
応援団もちゃんといました。
愛媛側は応援団長を筆頭に笛、太鼓、トランペットで応援。
(トランペットは恐ろしくヘタだったけど…)
その周辺には愛媛の応援グッズを持った人が50人弱。
対する高知側は20人程度。
鳴り物もなしでメガホンだけだけど、
気合の入った女性を中心に声を張り上げて応援してました。
肝心の試合の方は練習で受けた印象に比べるとそれなりに引き締まってました。
ただ悪送球がやや多め。
特に2塁への牽制球が逸れる確率が高かったですね。
あと、客席のフェンスが低いので、1、3塁への送球が逸れたときは、
客席に入っちゃうんじゃないかとちょっと心配でした。
小雨のぱらつく中、試合は滞りなく進んでいたが、
3回裏に愛媛が先制点を挙げたところで雨足が強くなり一時中断。
幸い雨は5分程度で止んだが、そこからが大変。
両チームの選手がベンチから出てきて怒涛のグランド整備。
スポンジで水を吸い取り、砂を撒いてトンボがけ。
その様子はなかなか壮観でした。
みんなの努力の甲斐あって、中断後40分ぐらいでめでたく試合再開。
さて試合が再開されるといきなり愛媛の打線が爆発。
2ラン、満塁弾を含む7安打、打者12人の猛攻で、この回計8点を挙げる。
高知も終盤追い上げたが、その後も小刻みに加点する愛媛に追いつくことは出来ず、
結局13対5で我らが愛媛マンダリンパイレーツの快勝であった。
試合後にはちゃんとヒーローインタビューがあり(お立ち台はなかったけど)、
なんかそれっぽい雰囲気でした。
ちなみに、5回終了後に例によって例の如く
選手がグランド整備をしてたんだけど、
その間に、地元少年野球チーム(2チーム)がYMCAに合わせて踊る
というパフォーマンスがありました。
曲の途中で腕立て伏せと腹筋をやる演出もあり、
その微笑ましい光景に観客からおおいに笑いが溢れまてした。
一通り終わったので球場から出てみると、
選手入場口の外に選手がずらりと並んで、サインをしたり語らったりして
ファンとの交流を深めてました。
なんかこういうところが地域密着というか、手作りちっくというか
そんな感じですごくいいなと思いました。
まぁ選手の皆さんにはこれからもプロ入り目指して頑張って欲しいですね。
私もこれから年に1回ずつくらいは観戦にいこっと。
…夏コミと予定が予定が重ならなければね。