ふわり ふわり 静かな夜に舞い降りる雪
ふわり ふわり 踊る小さな天使たち
誰もいない森の小径 ふと目に映る白い結晶 冬の終わりにやって来た 空からのささやかなプレゼント
風に揺られてふわりと笑い 月に照らされくるりと回る そんな素敵な天使の遊戯
ひとときの舞台はやがて幕を下ろし 手のひらの雫も天に還ってゆく わたしの心にひとひらの幸せを残して <了>