2000年 仏・凱旋門賞 「残念記」


2000年9月から 3ヶ月間、仕事でドイツのデュッセルドルフに滞在する機会に恵まれました。 ということは、10月の第一日曜日に行われる凱旋門賞に行くチャンスだ! ということで、1997年に引き続き、 2度目のロンシャン競馬場訪問と相成りました。

土曜日の早朝に TGV でフランスへ向かい、パリ北駅で 3年前にもお世話になったフランス人の友人と再会。 彼は中国人の彼女と結婚していてビックリ。

その日はその友人夫婦にパリをいろいろと案内してもらい(といっても主要な観光地は 3年前にあらかた回っているので穴場中心)、夜は彼の実家に泊めてもらいました。 お父さんお母さんも元気そうで何よりでした。

凱旋門賞当日、友人は午後に用事があるということで、正午ごろロンシャン競馬場まで連れていってもらい、そこでさようなら。 おお再び来たぜロンシャンよ。 いやー 2回も来るなんて自分も合田直弘さんに一歩近づいたか、なーんて鼻息も荒く意気揚々と入場したのでした。

ああ、それなのにそれなのに...

レープロをゲットして凱旋門賞の発走時刻を確認したところ、

「第5R 16:20」
え? え?
今年の凱旋門賞って 1R に組まれるってどこかで聞いてたぞ?
仮にそうでなくても 3年前に来た時にはもっと早かったはずだぞ? (後で調べたらウソでした。全く同じ発走時刻だった)
え...?

次の日も仕事があるので、その日のうちに帰らなければなりません。 パリからデュッセルドルフに帰るために取ってあった電車の発車は 16:55。 ロンシャンから駅までは 1時間強...

おおーーーーのーーーーー、間に合わねーじゃねーか!
しばらくパニックに落ちいったのは言うまでもないでしょう。 しばらくあたりをさまよい歩きました。 再会した Gladiateur の像も目に入らず。

30分ほどたってようやくなんとか気を落ちつけ、なにか手立てはないものかとあれこれ考え、 電車の変更をどこかでできないかとインフォメーションのお姉さんにも相談したりもしましたが、 そもそも週末割引切符のため変更できないことにも気がつき、解決策は見つからず。 途方に暮れたのでありました。

あー書いてたらまた落ちこんできた。もう結論だけ書きます。 結局凱旋門賞見るのはあきらめました。そしてそれ以上ロンシャンにいると悲しくなる一方なので、1R が始まる前に去ることにしました。 凱旋門賞を見にロンシャンまで行ったにもかかわらず、 馬を一頭も見ずに帰ったバカってひょっとして世界で自分だけなんじゃなかろうか、なんて考えながら... (号泣)

この日曜の唯一の救いはダイタクヘリオスが G1馬(ダイタクヤマト)を出したことかな。

【教訓】

(注) このページの文章は、当時ドイツに帰ってすぐにユメケイバーズに出した報告メールを元に焼き直したものです。


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