1998年G1観戦記

Last update on Jan 21 1999

このページは 1998年の G1レースを見た感想のページです。

フェブ皐月春天NマC高松宮ダー安田宝塚
秋華秋天エ女マCSJC阪神 3牝朝日杯スプリン有馬

(注)成績のカッコ内の数字は単勝人気。


フェブラリーS

98.2.1 東京ダ1600m 5歳上(混指) 定量  16頭 良
    3  6 グルメフロンティア  牡7 57 岡部   (6) 1.37.5
  △1  2 メイショウモトナリ  牡5 56 安田康 (8) 4
    7 13 シャドウクリーク   セ6 57 加藤  (10) クビ
  △6 12 ワシントンカラー   牡5 56 柴田善 (4) クビ
  ○8 16 タイキシャーロック  牡7 57 横山典 (1) ハナ
単6 1,120円  複6 440円, 2 610円, 13 890円
枠1-3 1,560円  馬2-6 11,730円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ バトルライン (9)
○ タイキシャーロック (5)
△ ストーンステッパー (10)、スーパーナカヤマ (8)、ワシントンカラー (4)、メイショウモトナリ (2)

◎バトルライン。昨年のこのレース 3着の後、ダート戦は【3 1 1 0】。 前走のマイルCSは初の芝で惨敗したが、ダートではやはり力がある。 昨年より余裕のあるローテーションも好感が持てるし、2年連続の本命に指名する。 ○タイキシャーロック。バトルラインに 6馬身の差をつけた南部杯は圧巻。はまればこの馬の圧勝も十分ある。 以下混戦の中から実力上位のストーンステッパー、前走レコード勝ちのスーパーナカヤマ、 パドック良かったワシントンカラー、馬体絞れたメイショウモトナリを△とする。

【レース】 1枠を引いて場合によっては逃げるとまで思われたバトルラインだが、スタート後ずいぶん押さえて中団待機となった。 1番人気タイキシャーロックは引っ掛かり気味に先頭に並びかける勢い。 4角を回ったところでメイショウモトナリが先頭、タイキが2番手。バトルラインは中団でもがいている(だめだこりゃ)。 そのままタイキが抜け出すかと思ったが、メイショウの粘り腰がすごい。結局タイキは伸びることができなかった。 そして外から鬼脚で伸びてきた馬が一頭。グルメフロンティアだった。 いくらダートで勝ったことがあるとはいえ、最近は芝で良績を残しているため スペシャリストたちには叶わないだろうとあなどって失敗だった。 終わってみれば2着争いをする 5頭を尻目に4馬身差の圧勝。まいったまいった。

桜花賞

98.4.12 阪神芝1600m 4歳牝(指) 定量  18頭 良
  ◎5  9 ファレノプシス      牝4 55 武豊   (4) 1.34.0 R
    7 15 ロンドンブリッジ    牝4 55 松永幹 (3) 1-1/4
  △5 10 エアデジャヴー      牝4 55 横山典 (9) アタマ
  ▲8 16 ロッチラヴウインク  牝4 55 角田   (7) クビ
    7 14 マックスキャンドゥ  牝4 55 蛯名   (5) クビ
単9 620円  複9 220円, 15 290円, 10 540円
枠5-7 920円  馬9-15 2010円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ ファレノプシス (1)
○ アインブライド (10)
▲ ロッチラブウインク (4)
△ エアデジャヴー (3)、エイダイクイン (6)、ダンツシリウス (11)

◎ファレノプシス。前走は 4着に負けたが、スタートで出負けした上に直線で不利を受けてのもの。 その前までの 3戦全勝からも実力は折り紙付き。一度の敗戦でも人気が落ちてしまう 4歳戦なので狙い目と見る。 ○アインブライド。上記の◎と同じ理由で阪神 3歳牝馬Sの本命とし、ばっちりゲットさせてもらった馬。 混戦にも強いし心情的には再度◎としたいが、現在の調子なども考えてここは対抗止まりとする。 ▲ロッチラブウインク。まだ 2戦のキャリアではあるが、前走のレース振りはなかなかのもの。 調教も体調も万全とくれば軽視は禁物。 △エアデジャヴー。最初は対抗にしようと思っていたが上記2頭があまりに良さそうに思えたので、涙を飲んでここまで下げた。 展開が向けば逆転までありえるだろう。 その他人気と血統に敬意を表してエイダイクインダンツシリウスまで押さえる。 なおロンドンブリッジは最後まで押えに入れるか悩んだが、やはりマイルは少々長いと見て無印とする。

【レース】 スピードの違いで端を切ったロンドンブリッジが 4角で先頭。 直後にマックスキャンドゥがつけたが、ロンドンブリッジの脚色がいい。これはまずい。最後に切った馬が勝ったら悔しすぎる。 マックスキャンドゥは早々に失速した。外からダンツシリウスとロッチラブウインクがぶつかりながら伸びてくる。 その外から本命のファレノプシスも迫ってきた。おおー行けー。ついでにロッチも伸びてこいー。 しかしロンドンブリッジの脚色が衰えない。ファレノプシスは差し切りそうだが 2着が問題だ。何でもいいから来てくれー。 その願いが通じたのか、大外からエアデジャヴーが来た。 おお、対抗から落として悪かった。謝るからロンドンブリッジを差してくれー。 結局ファレノプシスは余裕の差し切り。桜の栄冠に輝いた。 2着は写真判定になったが、ロンドンブリッジが頭差残ってしまった。悔しすぎます。今日は眠れないかも。;_;

皐月賞

98.4.19 中山芝2000m 4歳牡牝(指) 定量  18頭 良
  ◎2  3 セイウンスカイ      牡4 57 横山典 (2) 2.01.3
    6 12 キングヘイロー      牡4 57 福永   (3) 1/2
  ▲8 18 スペシャルウィーク  牡4 57 武豊   (1) 1
  ○1  1 エモシオン          牡4 57 松永幹 (4) 3
  △2  4 ディヴァインライト  牡4 57 岡部   (5) 3/4
単3 540円  複3 140円, 12 160円, 18 110円
枠2-6 1,280円  馬3-12 1,710円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ セイウンスカイ (1)
○ エモシオン (4)
▲ スペシャルウィーク (3)
△ ディヴァインライト (5)、タヤスアゲイン (8)
注 ボールドエンペラー (6)、セイクビゼン (10)、フジラッキーボーイ (11)

◎セイウンスカイ。前走の弥生賞でスペシャルウィークに完敗したことから少々離れた 2番人気に甘んじたが、 その前のジュニアCでの圧勝振りがこの馬の実力だろう。馬場の良いところを通れる脚質も有利に働く。 4角で後続を突き放し、去年のサニーブライアンのように粘り込む場面が目に浮かぶ。 ○エモシオン。あのフサイチコンコルドの小林稔師が送り込んできた関西の秘密兵器。 目標はダービーのようだが、皐月賞に間に合ってしかも調教も体調も良いとなれば軽視は禁物だろう。 ▲スペシャルウィーク。能力は折り紙付き。終わってみればあっさり圧勝というケースも十分ありうる。 この馬を軸にしないということはかなりの冒険かもしれない。 だがまだ 4歳春である。単勝 2.0倍前後の支持に完璧に応えられるほどの実力があるのかというと疑問が残る。 大外から荒れた馬場を通らなければならないことも不安だ。 以下、毎日杯の末脚良かったディヴァインライト、4勝の実績に敬意を表してタヤスアゲイン、 3歳戦から注目していたボールドエンペラー、荒れ馬場強いセイクビゼン、 マイネルガーベの全弟 (^^; フジラッキーボーイまで押さえ。

【レース】 セイウンスカイがゲート入りを嫌ってひやりとしたが、無事にスタート。 逃げ宣言コウエイテンカイチがセイウンスカイをかわして強引に逃げに入った。 セイウンスカイは 2番手につけた。その後ろはエモシオンと意外なキングヘイロー。 スペシャルウィークは中団からやや後方の追走となった。 3角からスペシャルウィークが一気に上がっていって大歓声が上がる。 しかし 4角でセイウンスカイが先頭に踊り出て予想通り逃げ込みを図る。 さあ、あとは逃げるのみだ。構わないから突き放せ! おれが許す!! その声援通り(?)セイウンスカイが 2番手キングヘイローから 2馬身ほどのリードを取った。 これはいける。外からスペシャルウィークも差を詰めてくるが弥生賞の時ほどの迫力はない。 やはり 3角での一気のまくりがこたえてるようだ。 さあ行け行け行けー! でもちょっと待て。キングヘイローは買ってないぞ。 やばいー。いきなり立場変更だ。スペシャルウィーク差せ差せ差せー。でもキングヘイローだけにしといてね。 ...などというわがままな願いは聞きいれられなかった。 セイウンスカイが勝ったのはとてもうれしいが、2週続けて最後に切った馬が 2着。悔しすぎます。

天皇賞・春

98.5.3 京都芝3200m 5歳上牡牝(指) 定量  14頭 良
  ○4  5 メジロブライト      牡5 58 河内  (2) 3.23.6
    6  9 ステイゴールド      牡5 58 熊沢 (10) 2
  △6 10 ローゼンカバリー    牡6 58 横山典(5) 1/2
  ◎3  4 シルクジャスティス  牡5 58 藤田  (1) 1/2
    3  3 ダイワオーシュウ    牡5 58 柴田善(3) クビ
単5 230円  複5 130円, 9 550円, 10 360円
枠4-6 1,520円  馬5-9 4,770円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ シルクジャスティス (4)
○ メジロブライト (1)
▲ ユーセイトップラン (8)
△ ローゼンカバリー (3)

前哨戦の阪神大賞典でマッチレースを演じた 2頭の 5歳馬が主役となった一戦。 それ以外のメンバーが手薄のため戦前の評価は完全に二強状態である。 しかしそう簡単に決まるだろうか。これまでも同様な対決は何度もあったがそのまま決まった例はほとんどない。 今回も 2頭の間に何かが来ると予想する。 しかし 2頭が両方とも連を外すことまでは考えられないし、どちらが勝つのかも決めがたいので、 それぞれから他の馬への組み合わせを買うことにする。 ◎シルクジャスティス。 叩き良化型のこの馬が前走では見違えるような鉄砲駆け。叩いた上積みも見込まれるので僅差で本命とする。 ○メジロブライト。 シルクとは全く差のない実力を持っているとは思うし、何しろ鞍上が魅力。 事実パドックを見るまではこの馬を本命にと思っていたが、少々チャカついていたので二番手評価。 ▲ユーセイトップラン。 長距離への適性は上記 2頭を上回るし、今となっては渋い父ミルジョージ。応援の意味を込めて三番手。 △ローゼンカバリー。 調教良かった。パドックでもいつになくどっしりとした構え。善戦マン返上を期待できる。 馬券は◎と○からそれぞれ▲と△へ。あと▲-△を押さえる。 なお気にいっているダイワオーシュウはパドックであまりにイレ込んでいたため無印。

【レース】 ファンドリリヴリアの大逃げでレースは進んだ。ポツンと離れた二番手にマイネルワイズマン。 スタートがまずまず良かったシルクは中団、悪かったメジロはそのやや後ろ。 ローゼンカバリーは一頭離れた最後方(おいおい)。 二周目の向こう正面で後ろにいたメジロがシルクを交わしていった。 そして 4角でメジロは外に持ち出してシルクは内に入った。 その 2頭が鋭く抜け出して来たかと思ったが、内の荒れた馬場がこたえたのかシルクは最後 1Fで失速。4着に終わった。 2着は東スポの本紙渡辺が▲に推していたステイゴールド。 3着は大外を猛然と追い込んだがやっぱり届かなかったローゼンカバリー。 そしてメジロブライトは外目で豪快な末脚を炸裂。自身初の G1勝ちと共に、父ライアンの成し得なかった天皇賞制覇となった。 さすが河内。本当にブライトと手が合っている感じだ。なにしろ乗り替わってから重賞 4連勝。これはすごいぞ。もっと強くなりそうだ。

NHKマイルカップ

98.5.17 東京芝1600m 4歳牡牝(混指) 定量  17頭 やや重
  ◎5  9 エルコンドルパサー  牡4 57 的場  (1) 1.33.7
    3  5 シンコウエドワード  牡4 57 田中勝(6) 1-3/4
  注4  7 スギノキューティー  牝4 55 河内  (5) 3/4
    7 14 ゲイリーセイヴァー  牡4 57 後藤  (8) 1/2
    6 12 アマロ        牡4 57 佐藤 (12) クビ
単9 180円  複9 120円, 5 470円, 7 330円
枠3-5 1,410円  馬5-9 1,840円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ エルコンドルパサー (1)
○ ジムカーナ (6)
▲ エアジハード (8)
△ ダブリンライオン (10)
注 スギノキューティー (3)、トキオパーフェクト (15)

◎エルコンドルパサー。 前走初めての芝戦でも楽勝し、改めて能力の高さを示した。 断然の 1番人気だが、この馬以外を軸にすることはちょっと考えにくい。 3歳王者のグラスワンダーがいないここでは絶対に負けられないところだろう。 ○ジムカーナ。3走前のつばき賞で見せた末脚は強烈だった。 中距離で結果を残しているが、このレースはこういったタイプが好走する。 人気はあまりないが思い切って対抗とする。 ▲エアジハード。 ゲート試験に受からず皐月賞と NZT4S は出走できなかったが、能力は十分ある馬。 一発は十分有り得るだろう。 △ダブリンライオン。 前走大敗したが、その前アーリントンC での勝ち方がこの馬の本当の強さだろう。 注スギノキューティー。 トライアルでエルコンドルパサーの 2着で十分争覇圏内にいるのだが、どうもこの馬強いと思えない。 が、パドック良かったので急遽押えに入れた。 注トキオパーフェクト。この馬もエルコンドルパサー同様 4戦無敗。 2番人気で本来ならば軽視はできないが、この馬はマイル以下の距離でその強さをフルに発揮できるタイプのようだ。 このレースは前述のとおり、もう少し長い距離でも走れる馬が好走する。ここは自信の無印。 ...と思っていたが、パドックを見ていたらとても切れなくなってしまった。 結局買い目は、◎注注を ABC、○▲△を XYZとする ABC-XYZ馬券と エルコンドル - スギノを押さえる超無節操馬券とする。

【レース】 ジムカーナ、エアジハードのスタートはあまり良くなかった。;_; まあジムカーナは追い込み馬だからいいや。 それ以外はそろったきれいなスタート。 強力な逃げ馬がいないのでスローペースになるかと思われたが、意外にそうでもなく前半 1000m が 58秒5。 しかし馬群はほぼダンゴ状態。これは瞬発力勝負になるぞ。 先団にいたエルコンドルパサーは 4角で先頭に並びかけたがかなり外に膨らんだ。 おまけに直線では外にヨレ気味でやややと思わせたが、終わってみれば楽勝。やっぱり強かった。 2着は内を伸びてきた 2戦 2勝馬シンコウエドワード。実はこの馬予想の最後で切りました。T_T ああー、またまたやってしまいました。 しかも 3着スギノキューティー。 ジムカーナは馬群を縫って良く伸びてきたが 6着まで。いくら適距離長いほうがいいからといえ、いくらなんでも短すぎたか。 それにしても、ここにグラスワンダーがいたら一体どうなったんだろう。見てみたかった。

高松宮記念

98.5.24 中京芝1200m 4歳上(混指) 定量  17頭 1消 やや重
  ◎4  8 シンコウフォレスト  57 四位   (2) 1.09.1
  △1  1 ワシントンカラー    57 柴田善 (7) 3/4
  ○8 16 エイシンバーリン    55 南井   (5) ハナ
    3  5 シーキングザパール  55 武豊   (1) 1/2
    5  9 ケイワンバイキング  57 横山典 (6) アタマ
単8 490円  複8 160円, 1 320円, 16 270円
枠1-4 2,510円  馬1-8 2,450円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ シンコウフォレスト (1)
○ エイシンバーリン (3)
▲ マサラッキ (10)
△ スギノハヤカゼ (11)、ワシントンカラー (2)
注 ビコーペガサス (6)、ドージマムテキ (7)、コクトジュリアン (13)、 チアズサイレンス (9)、スーパーナカヤマ (16)

◎スギノハヤカゼ。...のつもりだった。ところが当日まさかの大雨。 良馬場絶対条件の同馬はちょっと買えなくなってしまった。 代って本命は◎シンコウフォレスト。重馬場も苦にしないし先行有利のこの舞台にもうってつけだろう。 ○エイシンバーリン。逃げ粘る光景が目に浮かぶので本命にもと思ったが、馬体中が増減なし。 絞れてほしかったのでここは対抗に落とす。 ▲マサラッキ。なんとなく G1では足りない気がするが、この馬も好位から行けるので外せない。 △スギノハヤカゼ。良馬場だったら... 本当に惜しまれる。 △ワシントンカラー。ブリンカー効果に期待する。重馬場も有利。 以下、心の友ビコーペガサスの他に重馬場良さそうななドージマムテキコクトジュリアンチアズサイレンススーパーナカヤマを押さえる。

【レース】 スギノハヤカゼ出遅れ。 注文通りハナを叩いたエイシンバーリンの直後にシンコウフォレスト、その外にシーキングザパールで直線に入った。 ラスト 150m 付近でシンコウフォレストがエイシンバーリンを交わしてみごとに昨年 3着の雪辱を果たした。 よし後はエイシンバーリン粘れ粘れ粘れーと思ったが、内から外に持ち出したワシントンカラーが鼻差差した。 シーキングザパールは重馬場がこたえたのか伸び切れず 3着。 一応当たったが、雨が降らなければなあと心残りのあるレースだった。

オークス

98.5.31 東京芝2400m 4歳牝(指) 定量  18頭 良
  △3  6 エリモエクセル  牝4 55 的場   (7) 2.28.1
  ○7 14 エアデジャヴー  牝4 55 横山典 (2) 1-1/4
  ◎8 16 ファレノプシス  牝4 55 武豊   (1) 1/2
  △6 12 ラティール      牝4 55 藤田   (5) 1-1/2
  △6 11 ナオミシャイン  牝4 55 岡部   (6) 1-1/2
単6 1,340円  複6 300円, 14 160円, 16 130円
枠3-7 1,880円  馬6-14 2,300円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ ファレノプシス (3)
○ エアデジャヴー (2)
▲ アインブライド (12)
△ エリモエクセル (1)、ナオミシャイン (5)、ラティール (4)

◎ファレノプシス。桜花賞の切れは大したものだった。 体調も良く、鞍上もオークスの実績十分で、二冠の可能性は高いとみる。 ○エアデジャヴー。桜花賞では届かず 3着に終わったが、ゴール前の脚色は◎を上回る勢いだった。 舞台も東京にかわって今度こそ末脚爆発のシーンも十分考えられる。そんなわけで本命にしようかと思っていたが、 どうも天気悪くて馬場が渋りそうなので、対抗にしておく。 ▲アインブライド。心情的にこれ以下に落とせない。いつか復活することを信じている。 以下、忘れな草賞を勝った上がり馬△エリモエクセル、 「府中、ニーヨン、トニービン」の△ナオミシャイン、 タマモクロスの長距離の血に期待して△ラティールとする。

【レース】 良馬場でした(涙)。これならエアデジャヴーを本命にすればよかった。いや、まじで。 競りかけると思われてたヤマノセンプーが二番手に控えたため、ロンドンブリッジのスローな逃げでレースは進んだ。 ファレノプシスはずいぶん後方。後ろから数えた方が早いぞ。まずいなあ。 4角でヤマノセンプーが心房細動で競走中止のハプニングがあったが、直線向いた直後に白い芦毛のラティールが先頭に出た。 おお、見せ場十分だ。でも君の他にファレノプシスが来ないといけないんだけどね。 で、そのファレノプシスは直線でもまだ後方。 やべーと思っているうちにラティールを交わして突き抜けたのは栗毛のきれいなエリモエクセルだ。 そのままゴールを駆け抜けてみごと優勝を果たした。 ファレノプシスは 2着争いになんとか加わったが一緒に上がってきたエアデジャヴーに最後競り落とされ 3着。 「たられば」は言わないようにしているが、今日は一言言いたい。「良馬場って分かってればな〜」。
教訓。馬券はできるだけぎりぎりに買った方が後悔が少ない。

日本ダービー

98.6.7 東京芝2400m 4歳(指) 定量  18頭 良
  ○3  5 スペシャルウィーク  牡4 57 武豊   (1) 2.25.8
  △8 16 ボールドエンペラー  牡4 57 河内  (14) 5
    7 15 ダイワスペリアー    牡4 57 菊沢徳(15) 1/2
  ◎6 12 セイウンスカイ      牡4 57 横山典 (3) ハナ
    6 11 ミツルリュウホウ    牡4 57 南井  (10) 1-1/4
単5 200円  複5 130円, 16 1,420円, 15 1,680円
枠3-8 2,590円  馬5-16 13,100円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ セイウンスカイ (4)
○ スペシャルウィーク (1)
△ タイキブライドル (11)、センターフレッシュ (13)、メジロランバート (6)、
注 エスパシオ (16)、ボールドエンペラー (2)

◎セイウンスカイ。大レースで逃げ馬が勝つには、 サニーブライアンのように直線入り口で瞬発力を生かして後続を突き放すか、 あるいはミホノブルボンのように最初から最後まで精密なラップを刻んで 後続を潰すかしなければならない。 ◎の皐月賞はまさに前者のような決着だった。強くなければできません。 府中の直線でも後ろの恐い 2頭を突き放してくれると信じる。 ○スペシャルウィーク。ダービーを勝っていないのが信じられないジョッキー 武豊。弥生賞の勝ちっぷりからこの馬も争覇圏内。 以下、上がり馬のタイキブライドルセンターフレッシュメジロランバード、 父メジロマックイーンと母父タマモクロスのエスパシオ、 3歳のときから応援していたボールドエンペラーを押さえておく。
なお、三強の一頭キングヘイローは、馬は強いと思うが 3年目の福永には まだダービーは(連対も)早いとみて無印。

【レース】 セイウンスカイとエスパシオのどちらがハナに立つかと思っていたら、なんとキングヘイローが先頭に立った。 いくら自在性が出てきたといっても逃げはないだろう福永。 無印にしていたので正直言ってしめしめと思いました。 案の定直線でキングヘイローは失速。代ってセイウンスカイが先頭に立った。 よっしゃー、後は逃げるだけだ。行け行け行けー! と叫んだのも束の間、中団にいたはずの武豊スペシャルウィークが一気に襲いかかった。 セイウンスカイを並ぶ間も無く突き放し、武豊ついに念願のダービー制覇を成し遂げた。 2着には大外から追い込んでなんとなんとのボールドエンペラー。 パドックで異常に踏み込みがいいと思っていたら本当に好走してしまった。びっくり。 しかし軸のセイウンスカイは最後に捕まって 4着。うーん残念。

安田記念

98.6.14 東京芝1600m 4歳上(国指) 定量  17頭 不良
  ◎1  2 タイキシャトル            58 岡部    (1) 1.37.5
    6 11 オリエンタルエクスプレス  58 ホワイト(8) 2-1/2
    8  8 ヒロデクロス              58 吉田   (17) 2
    2  4 ロイヤルスズカ            58 南井   (12) ハナ
  △1  1 アライドフォーシズ        58 横山典  (3) 1/2
単2 130円  複2 110円, 11 610円, 8 1,260円
枠1-6 750円  馬2-11 1,860円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ タイキシャトル (1)
○ ブラックホーク (11)
▲ スピードワールド (12)
△ アライドフォーシズ (5)

◎タイキシャトル。 昨年 4歳にして秋の短距離 G1を軽々と連勝したこの馬の実力は言うまでもないが本物だ。 まさに日本短距離界の至宝。不動の本命。 国内敵なしをあっさり証明して今夏のヨーロッパ遠征にはばたいてほしい。 ○ブラックホーク。G1初挑戦だが、進境著しい上がり馬。 重馬場も苦にしないとなれば、相手筆頭だろう。 ▲スピードワールド。 4歳春の天才ぶりがすっかり影を潜めたように思われているが、 やはり実力馬。馬体も絞れて巻き返しの可能性はあるだろう。 △アライドフォーシズ。 英国場だが、ステップの京王杯SCをきっちり使ったローテーションと、 重馬場適性が魅力。押さえておく。

【レース】 大雨により滅多に無いほどの不良馬場。まぎれがあるとすればそこか。 スタート後、タイキシャトルがちょっと掛かったように見えて焦ったが、 すぐに折り合いをつけて先団追走。すでに盤石の態勢だ。 1000m 通過が 1分弱と、馬場を考えればかなりのハイペースとなった。 そして直線、タイキシャトルは外に持ち出した。 坂のあたりではまだ先頭までちょっと距離があり、意外に伸びてこないので、 おいおい重馬場だめなのか? と心配したが、 残り 200mで逃げるオリエンタルエクスプレスを捕らえると一気に突き放して圧勝。 ものすごいレースぶりだった。 どうしてこんな馬場であれだけの瞬発力を発揮できるんだろう。 もうさっさとフランス行って全部勝って帰ってきてください。

宝塚記念

98.7.12 阪神芝2200m 4歳上(国指) 定量  13頭 良
  ○8 13 サイレンススズカ  58 南井 (1) 2.11.9
    4  4 ステイゴールド    58 熊沢 (9) 3/4
    4  5 エアグルーヴ      56 武豊 (3) クビ
    1  1 ゴーイングスズカ  58 芹沢(10) 1-3/4
  △3  3 メジロドーベル    56 吉田 (6) クビ
単13 280円  複13 170円, 4 500円, 5 180円
枠4-8 880円  馬4-13 4,590円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ メジロブライト (11)
○ サイレンススズカ (1)
▲ シルクジャスティス (6)
△ メジロドーベル (5)、ローゼンカバリー (7)、サンライズフラッグ (8)

◎メジロブライト。重賞 4連勝で念願の初 G1を制覇した前走の天皇賞。 完全に本格化なった今なら多少の距離短縮などものともせずに勝ってくれるはず。 ○サイレンススズカ。こちらも 4連勝中。しかも前 2走はレコード勝ちの圧勝。一気の初 G1勝ちも十分ありうる。 本命にするかどうか悩んだが、乗り替わったことで少し割り引いて対抗とする。 ▲シルクジャスティス。昨年の有馬記念馬。天皇賞では 4着に敗れたが、この距離のほうが適距離のはず。 人気も少々落ちているので狙い目か。 以下、オークス以来のできと陣営の鼻息も荒いメジロドーベル、 そろそろ善戦マンを返上したいローゼンカバリー、 前走エアグルーヴを破って勢い十分のサンライズフラッグまでが。 なおファン投票一位のエアグルーヴは、一週前の調教で一頓挫あったこともさることながら、 ここ 3走で覇気が足りないと言われている点を重視。 本来なら本命にしてもおかしくないところであるが、ここは思い切って無印とする。

【レース】 本命メジロブライトがゲート内でひっくり返るかと思うぐらい立ち上がり、馬体検査、外枠発走となった。 おいおい大丈夫かぁ? いきなり波乱の予感だ。5分ほど遅れたが仕切り直しはスムーズだった。 スタートしてすぐ予想通りサイレンススズカが先頭に立った。メジロブライトも意外にいいスタートだ。 向こう正面でサイレンススズカのリードは 3馬身から 4馬身。やはりよどみないペースでレースは進む。 3角から 4角でサイレンススズカのリードがなくなってきたが手応えは抜群。 一方後方を進んでいたメジロブライトは 4角でつまずき取り残されて万事休す。11着惨敗となった。 結局、直線サイレンススズカが二の脚を使い、後続に影を踏ませないレースでついに G1初勝利。 2着は天皇賞も 2着だったステイゴールド。エアグルーヴは最後よく追い込んできたが 3着まで。 サイレンススズカが弥生賞でゲートをくぐったとき、中山競馬場のスタート前にいた私としても感慨深いレースとなったが、 メジロブライトの惨敗が残念で仕方ない。ちょっと複雑な気分になった宝塚記念である。

秋華賞

98.10.25 京都芝2000m 4歳牝(混指) 定量  18頭 良
    7 14 ファレノプシス    牝4 55 武豊   (2) 2.02.4
    4  7 ナリタルナパーク  牝4 55 佐藤  (14) 1-1/2
  ◎3  5 エアデジャヴー    牝4 55 横山典 (1) 3/4
    2  3 エガオヲミセテ    牝4 55 四位  (11) 1/2
    7 13 バプティスタ      牝4 55 岡部  (13) クビ
単14 290円  複14 120円, 7 940円, 5 120円
枠4-7 1,140円  馬7-14 10,460円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ エアデジャヴー (3)
○ エリモエクセル (7)
▲ ビワグッドラック (12)
△ マルカコマチ (6)、ショウナンハピネス (18)、エリモピュア (14)、リワードニンファ (13)

◎エアデジャヴー。前走で念願の重賞初勝利(というか通算 2勝目)。 勝ちきれなかった春とはうって変わって力強さを見せてきた。 ノーザンテースト産駒久々の G1勝ちにも期待して本命とする。 ○エリモエクセル。確かにオークス以来のぶっつけなのが気になるが、そのオークスで見せた強さは本物。 ここでも十分勝ち負けになると見る。 ▲ビワグッドラック。ローズS でファレノプシスを追いつめた末脚は本物だろう。再度の大駆けも十分ありうる。 以下は、3連勝中リワードニンファ、叩き 2戦目で上昇ありそうなショウナンハピネス、 もう一頭のエリモのエリモピュア、抽選で滑り込んでなんとなく不気味なマルカコマチまで。 ファレノプシスは 2000m は少々長いと見る。切り。

【レース】 前半ショウナンハピネスが先頭を引き、1000m 61.9秒のスローペースとなった。 エアデジャヴーは好位追走、ファレノプシスは中団待機。 淡々と進んだレースは 3角から 4角にかけて動いた。 ファレノプシスが一気にまくっていったかと思うと直線入り口で早くも先頭に並びかけ、外から内へと切りこんでいった。 その後ろにはエアデジャヴー。おいおいそりゃ進路妨害じゃないの? と思ったが、そこは希代の名騎手武豊。 審議にもならなかったし過怠金もなかったので問題なかったようだ。 おおっとそれどころじゃない。行き場がなくなったのは◎エアデジャヴーだ。 まずいまずいまずい、早く抜け出してくれー。と思ったが時すでに遅し。3着に食いこむのが精一杯だった。 1着はナリタブライアンの同父のいとこファレノプシス、 2着にナリタブライアンと同父・同馬主・同厩舎のナリタルナパークで馬連万馬券。 今月のはじめに急死したナリタブライアンの追悼馬券で取れたわけですね。 終わってから気がつくんだよなー、こういうの。

天皇賞・秋

98.11.1 東京芝2000m 4歳上牡(指) 定量  12頭 良
  ▲5  6     オフサイドトラップ  牡8 58 柴田善 (6) 1.59.3
    7 10     ステイゴールド    牡5 58 蛯名   (4) 1-1/4
  注6  8     サンライズフラッグ  牡5 58 安田康 (5) 3
    6  7     サイレントハンター  牡6 58 吉田   (8) アタマ
    2  2 (父)メジロブライト    牡5 58 河内   (2) 1/2
単6 4,240円  複6 580円, 10 300円, 8 450円
枠5-7 3,680円  馬6-10 12,210円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ サイレンススズカ (止)
○ ランニングゲイル (7)
▲ オフサイドトラップ (1)
△ ローゼンカバリー (10)、シルクジャスティス (8)
注 サンライズフラッグ (3)、ゴーイングスズカ (6)

◎サイレンススズカ。今年に入って無傷の逃走 6連勝。うち 5連勝が重賞。 ほとんどが圧勝で、G1ありレコードありと全くケチのつけようがない。 いくらオッズが低くてもこのメンバーでこの馬に逆らったら馬券が取れないだろう。不動の本命。 ○ランニングゲイル。去年の弥生賞でその強さに惚れてクラシックは心中。惨敗しました(涙)。 しかしお前の実力はまだまだそんなものではないのだ。G1の一つや二つは軽く奪れるに決まっている。 ...と思ってもう 5歳秋。ここらでいいところを見せてもらいましょう。 ▲オフサイドトラップ。この夏 8歳にして重賞初勝利。勢いに乗って連勝中。 苦労馬だが年齢を感じさせない今の充実ぶりなら好勝負必至とみた。 以下、は善戦ぶりに磨きをかけすぎローゼンカバリーと、 好調まであと 3戦ぐらいは必要そうなシルクジャスティス。 末脚恐いサンライズフラッグと今日決勝の F1日本GP を考慮してスズカ馬券(おいおい)ゴーイングスズカまで。

【レース】 馬なりでサイレンススズカの大逃げとなった。この馬本当に速い。あっという間に後続に大差をつけて一人旅となった。 せりかけるかもしれないと言われていたサイレントハンターが離れた 2番手。 残りの集団はさらに離れた縦長の展開。 3角から 4角にかけてもサイレンススズかは持ったまま。誰もがこのままの圧勝を確信していたはずだが... ガクッとつまづいたかと思うと一気に失速、競走中止。4角の外ラチ付近で武豊は下馬した。 レースは直線に入って先頭に踊り出たオフサイドトラップが優勝。8歳馬としては史上初の天皇賞馬の栄冠に輝いた。 2着はステイゴールドが急迫。差し切る勢いだったが最後に大きく内にヨレて失速。 春天・宝塚に続いて 3連続の悔しい G1 2着。
そして夜のニュースでサイレンススズカの安楽死処分を知りました(左前脚手根骨粉砕骨折)。 本当に惜しい馬を亡くしました。冥福を祈ります。

菊花賞

98.11.8 京都芝3000m 4歳牡牝(指) 定量  18頭(消1) 良
  ◎2  4     セイウンスカイ      牡4 57 横山典 (2) 3.03.2 R
  ▲8 17     スペシャルウィーク  牡4 57 武豊   (1) 3-1/2
    7 15     エモシオン          牡4 57 松永幹 (5) クビ
  ○6 11 (父)メジロランバート    牡4 57 吉田   (8) アタマ
    5  9     キングヘイロー      牡4 57 福永   (3) ハナ
単4 430円  複4 160円, 17 110円, 15 390円
枠2-8 460円  馬4-17 510円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ セイウンスカイ (1)
○ メジロランバート (4)
▲ スペシャルウィーク (2)
△ ダイワスペリアー (6)、カネトシガバナー (8)、ボールドエンペラー (7)
注 シンボリクラウン (11)、シンコウシングラー (15)、サンプレイス (14)

◎セイウンスカイ。ダービーでは惜敗。後世に名を残すためには皐月賞馬の看板だけでは足りない。 亡き父シェリフズスターのためにもここは勝つのだ。もちろん思い入れだけではなく状態等も考えた上での本命。 (しかし勝つシーンが思い浮かばないんだよなー ^^;;) ○メジロランバート。調教よかったらしいし、この馬は実力の割に不当に人気を落としていると思う。 こういう馬を狙わなければ。 ▲スペシャルウィーク。先週のサイレンススズカの不慮の死、昨日の新馬戦でのまさかの降着で来週から 3週間の騎上停止 とどうも様子がおかしい武豊。やはり先々週までの 6週連続重賞勝ちが良すぎたのか? 今年のダービー馬は間違いなく強いと思うが単穴まで評価を下げる。 以下は、ダイワのリアルシャダイダイワスペリアー、神戸新聞杯での末脚見事カネトシガバナー、 今年の心の友ボールドエンペラー。 そして押さえには Gallop POGに応募するも外れた三冠血統シンボリクラウン、 良血の一発が恐いシンコウシングラー、調教がとても良く見えたサンプレイスまで。

【レース】 先週のサイレンススズカのようにとはいかないが押していってセイウンスカイが逃げ態勢に入った。 よしよし落ちついていってくれよ。3番人気キングヘイローは先団で折り合いを欠き気味。 スペシャルウィークも中団からやや後方で少し口を割っている。しめしめ。 3000mの長丁場、道中気分よさそうにセイウンスカイは逃げていく。単独 2番手のレオリュウホウをはさんで後続との差は 10馬身ほど。 折り合いもぴったりでそれほど速いペースには見えない。おお、いいじゃないの。これはいいぞお。 そして勝負どころ、2周目の 3角へとさしかかった。 レオリュウホウは既につかまっているがセイウンスカイと後続との差はまだ縮まらない。よーしそのままだ。そろそろスパートだ。 スペシャルウィークの手応えは良くない。武豊が必死に押してようやく上がっていく。 さあ直線。この時点で勝利を確信しました。問題は 2着争い。エモシオンの手応えが抜群にいい。 実はこの馬予想の最後で切ってます。おおおお前だけはだめだ。何でもいいから他に来い。 という願いが通じたのかどうか知らないけどようやくスペシャルウィークが大外を飛んできました。 そして一緒にメジロランバート!! うおおー差せ差せ差せ差せー! 結局元返し程度しか買ってないスペシャルウィークが 2着。 でもいいです。セイウンスカイはすばらしかった。他馬につけ入るスキを全く与えずレコードでの圧勝で二冠達成。 京都の 4角を単独先頭で回ってきたその姿は 7歳時春天のライスシャワーを思い出させてくれました(毛色は違うけど)。 有馬記念も期待してます。

エリザベス女王杯

98.11.15 京都芝2200m 4歳上牝(混指) 定量  14頭 良
  ◎1  1 (父)メジロドーベル    牝5 56 吉田   (2) 2.12.8
  ▲8 14     ランフォザドリーム  牝5 56 河内   (5) 1-1/4
    3  3     エアグルーヴ     牝6 56 横山典 (1) 3/4
  注5  8   B ナギサ        牝6 56 安田富(14) 1-1/2
  △4  6     エリモエクセル    牝4 54 的場   (3) クビ
単1 460円  複1 130円, 14 260円, 3 100円
枠1-8 1,470円  馬1-14 3,890円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ メジロドーベル (1)
○ グレースアドマイヤ (6)
▲ ランフォザドリーム (2)
△ エリモエクセル (5)、メジロランバダ (10)、エガオヲミセテ (8)
注 ナリタルナパーク (9)、ラティール (7)、ケープリズバーン (13)、
パルブライト (11)、ビワグッドラック (12)、アーティストターフ (14)、ナギサ (4)

エアグルーヴは確かに強いと思うが、再来週の JCを見据えた 8割程度の仕上げと 乗り替わり(武豊騎乗停止中)という二つの不安点を考えると配当が低すぎると思う。 ここは思いきって無印とする。つまり「いないことにする作戦」だ。
◎メジロドーベル。前走の府中牝馬Sで、牝馬限定とはいえ 58kgを克服。 2200mの距離を考えると折り合いに不安は残るが、落ちついて走ってさえくれれば最後の爆発力はエアグルーヴをしのぐと信じている。 今までエアに勝ったことはないが、最後かもしれない直接対決でがんばってほしい。世代交替に期待する。 ○グレースアドマイヤ。御存知フサイチコンコルドの妹。 前走はメジロドーベルにわずか及ばなかったが、この馬の能力は十分示した。 晩成型のようなのでここらで大化けしても何ら不思議はないだろう。 ▲ランフォザドリーム。前走は重馬場で伸びを欠いたが、良ならこの馬の粘り強さを十分発輝してくれるだろう。 以下、今回はエアグルーヴを無印にしたため、メジロドーベルから残りの馬への総流しという暴挙に出ることにする。^^;;

【レース】 ナギサが押し出されるように先頭に立ち、最初の 4Fが 49.0秒というスローペースとなった。 二番手ランフォザドリーム。メジロドーベルはエアグルーヴと前後して中団から徐々に押し上げていく。 最後の直線入口ではメジロドーベルとエアグルーヴは既に三番手集団。 さあここからだ、期待した爆発力を見せてくれ。 と思っているとインからメジロドーベルが本当に伸びてきてくれた。 直線入口でドーベルがエリモエクセルの進路をカットしたように見えてヒヤッとしたのだが、 終わってみればそれも問題なし(ナギサの安田富に過怠金)。 ものすごい脚で見事にエアグルーヴを撃破したのだった。 さらに 2着にもスローペースでランフォザドリームが粘りこみ、「いないことにする作戦」大成功。 エアグルーヴには JCでがんばってもらいましょう。 いやーそれにしても快心のレースだった。吉田豊と一緒についガッツポーズしてしまいました。^^;;

マイルチャンピオンシップ

98.11.22 京都芝1600m 4歳上(国指) 定量  13頭 良
  ◎6  9 (外)タイキシャトル    牡5 57 岡部  (1) 1.33.3
    7 10     ビッグサンデー    牡5 57 高橋亮(6) 5
    8 13 (父)ヒロデクロス     牡7 57 吉田  (9) クビ
    8 12 (外)エイシンガイモン   牡6 57 藤田  (8) アタマ
  ○2  2 (外)シンコウスプレンダ  牡5 57 横山典(3) クビ
単9 130円  複9 110円, 10 380円, 13 440円
枠6-7 540円  馬9-10 1,290円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ タイキシャトル (1)
○ シンコウスプレンダ (5)
△ ランニングゲイル (11)

◎タイキシャトル。この夏、仏G1 ジャック・ル・マロワ賞を制して世界のマイラーとなった。 競馬エイトの調教採点も 8点(滅多に出ない)。もう仕方ないっす。負けることはないでしょう。 ○シンコウスプレンダ。5歳ながらまだキャリア 7戦。 4歳時の6月、菖蒲Sでタイキシャトルの 2着があり、長期休養明けからここまでの 3戦の成積もよい。 特に前走の京成杯AHは中団から直線一気の豪快な末脚で快勝。スケールの大きさはなかなかなものだ。 配当は低いがこの一点が大本線。 それから△ランニングゲイルは買わずにはいられない馬。やはりここも押さえる。

【レース】 シンコウスプレンダの馬体重が唖然呆然の +22kg。おーのーそりゃないぜ、べいべー。 確かに前々走から見れば +8kgなんだけど、それでもちょっと重いんじゃないの? ...という心配通りかどうかは分からないが、シンコウスプレンダは伸びきれず、 ビッグサンデー以下 8頭による壮絶な 2着争いに加わるのが精一杯だった。 それにしてもタイキシャトルの強さは別格、破格、もはや異次元の走りといってもいいでしょう。 直線だけで軽々と後続を 5馬身突き放す圧勝。 こちらも安田記念からみれば +14kgと重目だったのに。まったく凄すぎるぜ、べいべー。

ジャパンカップ

98.11.29 東京芝2400m 4歳上(国指) 定量  15頭 良
    6 11  (外)エルコンドルパサー  牡4 55 蛯名        (3) 2.25.9
  ○1  1      エアグルーヴ        牝6 55 横山典      (2) 2-1/2
  ◎5  9      スペシャルウィーク  牡4 55 岡部        (1) 1/2
    4  6 B[外]チーフベアハート    牡6 57 サントス    (4) 2
    3  5  [外]マックスジーン      牝6 55 アスムッセン(9) ハナ
単11 600円  複11 200円, 1 150円, 9 130円
枠1-6 1,910円  馬1-11 1,980円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ スペシャルウィーク (3)
○ エアグルーヴ (2)
△ シルクジャスティス (8)、フェイスフルサン (7)

◎スペシャルウィーク。言わずと知れた今年のダービー馬。 菊花賞ではセイウンスカイの逃げの前に屈したが、ゴール前の伸びはダービー馬の称号に恥じないものだった。 主戦武豊の騎乗停止で岡部に乗り替わるが、今年のダービー馬は強いと思う。 ○エアグルーヴ。エリザベス女王杯ではメジロドーベルとランフォザドリーム相手に不覚をとったが、 その時はこの JCを目標として 8割程度の仕上げだったと聞く。 なんといっても前年牝馬として 17年ぶりに天皇賞を制して年度代表馬に輝いた歴史的牝馬。 目標レースのここは当然軽視するわけにはいかない。 以下、スペシャルウィークが人気のため狙いを絞る。 そろそろ復活して不思議のない△シルクジャスティスと、 カク外の中では一番一発のありそうなフェイスフルサンまで。

【レース】 スタートで出遅れた(ゲートが遅れて開いた)サイレントハンターだが、一角までに先頭に立つと後続を引き離して逃げに入った。 これは大方の予想通り。 続いて今年のNHKマイルC馬エルコンドルパサーが二番手。スペシャルウィークとエアグルーヴはさらにその後ろの集団である。 レースはスローペースで淡々と進んでいったが、やはりスタートの無理が響いたのか直線に入ってサイレントハンターは早々に脱落。 スペシャルウィークとエアグルーヴの前はエルコンドルパサーだけとなった。 さ、あとは二頭がエルコンドルパサーを交わすだけだ。 相手は 1800mまでしか走ったことがない 4歳馬だけに、この時点では勝利を確信していた。 しかし差が縮まらない。おまけにスペシャルウィークは右に左にヨレヨレしている。 エアグルーヴも脚色は同じだ。 そして終わってみればリードは縮まるどころか 2馬身半まで広がってエルコンドルパサーの圧勝。 日本の 4歳馬初のJC制覇は、ダービー馬ではなくNHKマイルC馬によって達成されてしまったのだ。 私は内国産至上主義ではないしエルコンドルパサーも気に入っているのだが、やはりダービーの権威は守られてほしかった。 なんとなくホロ苦い気持ちの残った今年のJCでした。

阪神 3歳牝馬S

98.12.6 阪神芝1600m 3歳牝(混指) 馬齢  13頭 良
  ▲8 12     スティンガー      牝3 53 横山典 (3) 1.37.0
    1  1 (外)エイシンレマーズ  牝3 53 幸    (11) 2
  ○6  9     ゴッドインチーフ  牝3 53 河内   (1) 3
    2  2     スタートマーチ    牝3 53 四位   (9) 1-1/4
  △6  8 (外)ケイズエンジェル  牝3 53 植野   (7) 3
単12 520円  複12 190円, 1 820円, 9 150円
枠1-8 7,630円  馬1-12 15,430円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ ヒシピナクル (10)
○ ゴッドインチーフ (3)
▲ スティンガー (1)
△ コウエイロマン (12)、ケイズエンジェル (5)、タヤスブルーム (9)
注 パインアキナ (13)

◎ヒシピナクル。かのヒシアマゾンの全妹。 まだ 2戦のキャリアだが、前走の新馬戦で京都の芝マイルを1分35秒9でまとめて勝ち上がってきた。 デビュー戦の敗北は出遅れてのものであり、ひょっとしたら姉をも越える馬かもと思い込むことにして本命。 ○ゴッドインチーフ。牝馬らしからぬ名前でここまで 1,1,2着。 調教や状態も良さそうだし、鞍上も名手河内。1番人気なようだが本線としてこの馬を対抗にする。 ▲スティンガー。こちらの名前も牝馬っぽくない。 ◎と同様にキャリア 2戦でしかも連闘だが、リーディング藤沢師が勝算なく連闘をするはずがない。 さらにファンだったサイレントハピネスの妹とくれば、これは買わないわけにはいかない。 以下は、九州産の星コウエイロマン、末脚確かなケイズエンジェル、 先行して粘り強いタヤスブルーム、サクラバクシンオー産駒パインアキナまで押さえる。

【レース】 スピードに勝るエイシンルーデンスとコウエイロマンがテンから飛ばしていって、前半 4Fが 46秒2のハイペース。 この時点で前は終わったと思った。案の定、4角で後続が接近してきてレースは一気に混戦となった。 この時◎ヒシピナクルはいい感じで先頭に取りついてきて、これはもらったかと思ったのだが、 直線に向くとズルズルと下がっていってしまった。おーのー。 先行した 2頭だけでなく、先団を走っていた馬たちも総崩れとなった。 こうなると後は差し馬天国だ。その中でも外目を回ったスティンガーが見事な瞬発力を見せて 2馬身差で快勝。 デビューからわずか 28日で G1馬となった。うーむ、キャリア 2戦は 2戦でもヒシではなくこっちの方だったか。 2着はやはり後方から飛んできた 11番人気のエイシンルーデンスで万馬券決着。 3着ゴッドインチーフは 4角で大きな不利を受けながらもしっかり立て直してここまで食いこんだ。 今日は負けたがこの馬は先々期待できそうだ。

朝日杯 3歳S

98.12.13 中山芝1600m 3歳(混指) 馬齢  14頭 良
  ○5  8     アドマイヤコジーン  牡3 54 ロバーツ(1) 1.35.3
  △5  7 (外)エイシンキャメロン  牡3 54 武豊    (2) クビ
  注4  5 (外)バイオマスター      牡3 54 田中勝  (4) 3-1/2
  ◎4  6 (外)マチカネキンノホシ  牡3 54 岡部    (3) ハナ
    7 12 (外)エイシンルバーン    牡3 54 熊沢   (13) 1-1/4
単8 330円  複8 120円, 7 140円, 5 220円
枠5-5 610円  馬8-7 620円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ マチカネキンノホシ (4)
○ アドマイヤコジーン (1)
▲ オースミブライト (10)
△ トウカイナンバー (14)、エイシンキャメロン (2)
注 マチカネテルテル (6)、バイオマスター (3)、ケイアイハリケーン (8)、
ケイアイジョン (13)、ロサード (9)

◎マチカネキンノホシ。この馬は夢競馬PO馬ということもあり、デビュー前から注目していた。 シアトルスルー×アリダーという超がつく良血馬である。 道中最後方から 33秒8という鬼脚を操り出して豪快に差し切った 1800mのデビュー戦。 今後さらに距離が伸びてから大仕事をやってくれそうだと思っているが、ここでも十分期待できる。 ○アドマイヤコジーン。先週でてきた牝馬のゴッドインチーフとどうも混同してしまう。 なんでと言われると困るけど、同じ芦毛だからか名前の雰囲気が似てるからか... そんなことはどうでもいいか。前走東スポ杯では先団から早目に抜け出す横綱相摸で完勝。 安定感はピカ一だろう。ビワハヤヒデを思い出す。 ▲オースミブライト。こちらは逆に末脚勝負タイプのようだ。 京都3歳Sを勝った時の切れ味は光るものがある。はまれば単もありうるか。 以下、調教良かった△トウカイナンバー、逆に調教いまいちでここまで評価を下げたエイシンキャメロンが押さえ。 その他適当に気になる馬をバラバラと。

【レース】 エイシンルバーンとケイアイハリケーンが前を引っぱり、先週同様ハイペースとなった。 しかし違うのは直線の攻防だ。直線半ばで先頭に立ったアドマイヤコジーンとエイシンキャメロンの一騎打ちになったのだ。 その激しい競り合いを制したのは外から来たアドマイヤコジーンの方で、 鞍上ロバーツは日本馬で日本のG1を勝った初めてのジョッキーとなった。 エイシンキャメロンも負けてなお強しといった感じ。 ◎マチカネキンノホシは道中後方を進んでいたが 4角でインを突き、前が壁となって馬群をさばくのに苦労していた。 最後ようやく突っこんできたが時すでに遅し。ちょっとあれはないんじゃないの? 岡部さん。

スプリンターズS

98.12.20 中山芝1200m 4歳上(国指) 定量  16頭 1消  良
  ○5 10  (外)マイネルラヴ        牡4 55 吉田  (7) 1.08.6
    2  3  (外)シーキングザパール  牝5 55 武豊  (2) アタマ
  ◎7 13  (外)タイキシャトル      牡5 57 岡部  (1) クビ
    4  8 B(外)ワシントンカラー    牡5 57 柴田善(3) 2-1/2
    6 11  (外)セレクトグリーン    牡4 55 後藤 (14) 1-3/4
単10 3,760円  複10 350円, 3 220円, 13 110円
枠2-5 2,930円  馬3-10 15,920円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ タイキシャトル (3)
○ マイネルラヴ (1)
▲ エイシンバーリン (10)
△ ケイワンバイキング (9)、シンコウフォレスト (11)

◎タイキシャトル。日本短距離界の歴史に残る名馬。もう何も言うことはありますまい。 マイルCSからさらに +10kgの体重が気にならないこともないが、 しっかり勝って重賞9連勝、G1も6勝目を挙げて見事に引退の花道を飾って下さい。 さて、2着争いが難解なこのレースだが、○マイネルラヴを抜てき。 前走スワンSは 7着に破れたが、これはレース中に目の外傷を負ったため。 前々走セントウルSで古馬相手に楽勝した力は十分ここでも勝負になるはず。 人気を落としているここが狙い目。 ▲エイシンバーリン。 7歳牝馬の暮れともなるとさすがに往年の力はないだろうが、引退レースのここであの驚異の粘り腰を再び見せてほしい。応援込み。 その他、軸が軸だけに点数を絞って調教の良かった 2頭、△ケイワンバイキングシンコウフォレストが押さえ。

【レース】 エイシンバーリンとシンコウフォレストが競り合って、前半 3Fが 32秒9、4Fが 44秒6の超ハイペースとなった。 タイキシャトルは先団で盤石の構え。4角あたりで前の 2頭に取りつき、いつもの勝ちパターンだ。 すぐ外には中団から上がってきたマイネルラヴ。おおお、これはひょっとして本線的中? ちょっといいんじゃないの? タイキシャトルの雄姿が見られて馬券も当たるなんてついてるなあ。 などと思っていたら、いつまでたってもタイキシャトルとマイネルラヴとの差が開かない。 あれ? あれあれ? と思ったのもつかの間、マイネルラヴがじりじりと前に出てくるではないか。 馬券が当たっても強い馬が負けるところはあまり見たくない。複雑な気持ちになったその時! 大外からもの凄い脚でシーキングザパールが飛んできた。 おいおい、うそだろ? おーのー... しかしそれが現実なのだ。世界の G1ホース、ここまでたった一度しか負けていないタイキシャトルが 2度目の敗北。 さらに今回は完全な力負けで、しかも生涯唯一の 3着。 やっぱり競馬に絶対はない、ということを身にしみて感じたタイキシャトルの引退レースだったのでした。

有馬記念

98.12.27 中山芝2500m 4歳上(混指) 馬齢  16頭 良
    1  2 (外)グラスワンダー  牡4 55 的場  (4) 2.32.1
  ▲5 10 (父)メジロブライト  牡5 57 河内  (3) 1/2
    3  5     ステイゴールド  牡5 57 熊沢 (11) 2-1/2
  ◎6 11     セイウンスカイ  牡4 55 横山典(1) クビ
    2  3     エアグルーヴ    牝6 54 武豊  (2) 1-1/2
単2 1,450円  複2 620円, 10 200円, 5 660円
枠1-5 2,290円  馬2-10 4,430円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ セイウンスカイ (4)
○ メジロドーベル (9)
▲ メジロブライト (2)
△ オフサイドトラップ (10)、エモシオン (11)
注 ダイワオーシュウ (8)、ユーセイトップラン (12)

◎セイウンスカイ。今年一番応援していた馬。 ちょっと人気になりすぎてる気もするけど、調教も良かったようだし、やはり本命にしないわけにはいかないでしょう。 ○メジロドーベル。この馬も応援してました。 特にエリザベス女王杯の快心のレースをここでももう一度。 今年の有馬記念はこれを本線にしてガツンといきます。 と思ったら... セイウンスカイが +10kg、メジロドーベルに至っては +14kg。 うおー、そりゃねーぜ。ということで心は千々に乱れたが、やはり初志貫徹。 予想通りいきました。ただし金額はだいぶ減らして。^^;
▲メジロブライト。上記 2頭とはうって変わって、この馬の気配がとても良かった。 春の天皇賞馬。やはり軽視はできまい。 △オフサイドトラップ。サイレンススズカの事故があったとはいえ、この馬だって天皇賞馬。 ちょっと距離が長い気もするが、引退レースだし、応援してた馬だし、やっぱり買う。 その他、爆弾の気配漂うエモシオン、復調してきたダイワオーシュウ、 ハマれば恐いユーセイトップランまで。

【レース】 セイウンスカイの逃げは当然。今回もスタートからちょっと押して出ていった。 一周目の直線では内ラチ沿いではなく馬場のいい 3分どころを走っていく。 作戦としてはいいのかもしれないけど、なーんか小細工してるみたいでいやだなあ。 向こう上面までに後続との差を広げて息を入れるのもいつものセイウンスカイの作戦だ。まあまあかな。 しかし 3角から 4角にかけて一気に差が詰まってきた。 ま、セイウンスカイはいつもここで後ろを引きつけてからスパートして再び突き放すのでこれも問題ないか。 お、後続の先頭はメジロドーベルだ。 いいですねえ。そのまま前残りで行ってくれー、と思っていたが甘かった。 セイウンスカイもメジロドーベルもそこから伸びずに沈んでいった。 もっともセイウンスカイはなんとか頑張って 4着には残ったが。 さて、レースは 4角で外を回ってグイグイ上がってきたグラスワンダーが直線で末脚を炸裂させて完勝。 この秋不調だった昨年の 3歳チャンプが見事に復活。来年以降の活躍が期待できる勝ち方だった。 2着は大外をよく追い込んだメジロブライト。グラスワンダーには届かなかったけど、こちらもお見事でした。 そして今年の G1で散々痛い目にあわされたステイゴールドがクビ差でセイウンスカイを交わして 3着。 ちなみに私、セイウンスカイの複勝も買ってました。;_; なんとなくこの一年を象徴しているかのような有馬記念だったのでした。 これにメゲずに来年もがんばります。
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