2003年G1観戦記

Last update on 29 Dec 2003

このページは 2003年の G1レースを見た感想のページです。

フェブ高松宮皐月春天NマCダー安田宝塚
スプリン秋華秋天エ女マCSJCDJCジュヴェ朝日杯有馬

(注)成績のカッコ内の数字は単勝人気。


フェブラリーS

2003.02.23 中山 ダ1800m 4歳上(混指) 定量 16頭 やや重 枠順
  ▲3  5      ゴールドアリュール  牡4 56 武豊      (1) 1.50.9
  ◎4  8      ビワシンセイキ      牡5 57 横山典    (3) クビ
  △4  7 (外) イーグルカフェ      牡6 57 デムーロ  (4) 3
  注1  2      カネツフルーヴ      牡6 57 中舘     (14) 2
  注6 12      ハギノハイグレイド  牡7 57 池添     (12) 3
単勝 5        310円
複勝 5        150円, 8 240円, 7 280円
枠連 3-4      660円
馬連 5-8    1,370円
馬単 5-8    2,150円
三複 5-7-8  4,390円
ワ   5-8      610円, 5-7 700円, 7-8 1,380円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ ビワシンセイキ (2)
○ マイネルブライアン (8)
▲ ゴールドアリュール (1)
△ イーグルカフェ (3)、ノボトゥルー (6)、リージェントブラフ (9)
注 カネツフルーヴ (4)、スマートボーイ (13)、ハギノハイグレイド (5)

◎ビワシンセイキ。昨年の年間最多勝馬(7勝)。 特に12月のギャラクシーS はオープンでも十分通用すると思わせる内容だったし、 年末の東京大賞典は、ゴールドアリュールに食い下がり G1級の能力を示したと思う。 前走平安S で 4着に破れはしたが、勢いはまだ続いていると見る。
○マイネルブライアン。ド迫力の調教だった。それだけで対抗。
▲ゴールドアリュール。本来ならば本命にしたい馬。 サンデーサイレンスに初の JRAダートG1を。

【レース】
スタート直後、どうしても逃げたいスマートボーイ伊藤直人がものすごい逃げムチをくれていたが 結局逃げられず、カネツフルーヴが先頭に立った。ゴールドアリュール 3番手、ビワシンセイキも割と前。 縦長のハイペースとなり後続もなし崩し的に脚を使わされたようだ。 4角を回ったところで早くもゴールドアリュールが先頭に立ち、ビワシンセイキがそれに迫っていくとあとは一騎打ち。 ビワシンセイキはよく差を詰めたが、クビ差まできたところで無情のゴール。 まあでも今年最初の G1 で幸先良く当てることができたし良しとしよう。


高松宮記念

2003.03.30 中京 芝1200m 4歳上(国指)定量 18頭 良 枠順
    1  1  (市) ビリーヴ            牝5 55 安藤勝  (3) 1.08.1
    8 18  (市) サニングデール      牡4 57 福永    (2) 1
  △7 15       リキアイタイカン    牡5 57 武幸   (10) 1-1/4
    2  4       テイエムサンデー    牡7 57 秋山    (7) クビ
    4  7 B     ゴールデンロドリゴ  牡6 57 佐藤哲 (11) アタマ
単勝 1         1010円
複勝 1          370円, 18 210円, 15 590円
枠連 1-8        320円
馬連 1-18      3520円
馬単 1-18      7340円
三複 1-15-18  31580円
ワ   1-18      1220円, 1-15 4070円, 15-18 1960円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ ショウナンカンプ (7)
○ アグネスソニック (6)
▲ ネイティヴハート (8)
△ リキアイタイカン (3)
注 ディスタービングザピース (13)、エコーエディ (17)

◎ショウナンカンプ。断然の1番人気だけど仕方ないでしょう。テン良し中良し終い良しを地で行く馬。 前走阪急杯で59kgを背負いながらも楽勝したし調教も絶好とくれば逆らうことはできない。
○アグネスソニック。NHKマイルC 2着があるが、2歳時にはマイルで持つかと言われていた。 その後スプリント戦からはしばらく離れていて前走が久しぶりの千二だったが見せ場はあった。 思ったより人気になってないし、実力を見せつけてほしい。
▲ネイティヴハート。こいつも 2歳時から応援していた。持ち前の鬼脚が見たい。
△リキアイタイカン。朝追い情報が上矢印、調教7点。
馬券は◎から○・▲・△、○・▲・△のボックス、脈絡ないが外国馬2頭の馬連。

【レース】
スタートでショウナンカンプがハナを切ったが、いつもよりも後続を引き離せない。 案の定、直後につけていたビリーヴに直線入口でつかまり失速。 そのビリーヴが直線半ばで後続を突き放して完勝。 今年から JRA のジョッキーになった安藤勝己がついに念願の JRA G1タイトルを手にした。 大外からよく追い込んできたサニングデールが 2着。


桜花賞

2003.04.13 阪神 芝1600m 3歳牝(指)定量 17頭(消1) 良 枠順
    5  9      スティルインラブ    牝3 55 幸     (2) 1.33.9
    7 13 (父) シーイズトウショウ  牝3 55 池添  (13) 1-1/2
  ◎7 14 (市) アドマイヤグルーヴ  牝3 55 武豊   (1) 1/2
  ▲4  7 (市) ヤマカツリリー      牝3 55 安藤勝 (3) 3/4
  △4  8 (地) モンパルナス        牝3 55 松永   (6) アタマ
単勝 9          350円
複勝 9          150円, 13 820円, 14 180円
枠連 5-7        560円
馬連 9-13      9210円
馬単 9-13     11370円
三複 9-13-14  13050円
ワ   9-13      2400円, 9-14 430円, 13-14 3180円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ アドマイヤグルーヴ (3)
○ マイネヌーヴェル (10)
▲ ヤマカツリリー (4)
△ レイナワルツ (14)、センターアンジェロ (9)、モンパルナス (5)

◎アドマイヤグルーヴ。 父サンデーサイレンスにて母はかの名牝エアグルーヴ、ここまで牡馬相手に無傷の3連勝、鞍上は武豊。 マイルの距離を経験していないこと、ローテーションが詰まっていること、馬体重がマイナス10kgというのが不安材料ではあるが、 ペーパーオーナー馬でもあるし、一番人気でも本命にするしかない。
○マイネヌーヴェル。 前走見せた直線一気の末脚は恐ろしいほどだった。 この馬もマイルより長い距離しか走ったことがないが頑張ってもらおう。
▲ヤマカツリリー。 安勝なので買う。

【レース】
アドマイヤグルーヴ出遅れ。おいおいマジですか。 道中も最後方で一瞬シャダイカグラの時の桜花賞が思い浮かんだが、でもそうそううまくはいかねーだろと思っていたところ、 やっぱりダメだった。直線で外に持ち出して怒涛の末脚を見せたが 3着まで。 勝ったのは絶好のスタートから好位抜け出したスティルインラブ。鞍上の幸は10年目にしてG1初勝利。 ああ、やっぱり出遅れが痛かったなあ。


皐月賞

2003.04.20 中山 芝2000m 3歳牡牝(指)定量 1x頭(消x) やや重不良 枠順
  ○2  3 ネオユニヴァース    牡3 57 デムーロ (1) 2.01.2
  △3  6 サクラプレジデント  牡3 57 田中勝   (2) アタマ
  ☆7 14 エイシンチャンプ    牡3 57 福永     (3) 3-1/2
    1  2 ラントゥザフリーズ  牡3 57 藤田     (8) クビ
    8 18 ホシコマンダー      牡3 57 四位    (13) 3/4
単勝 3        360円
複勝 3        130円, 6 150円, 14 190円
枠連 2-3      790円
馬連 3-6      820円
馬単 3-6     1480円
三複 3-6-14  1480円
ワ   3-6      320円, 3-14 420円, 6-14 590円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ サイレントディール (6)
○ ネオユニヴァース (1)
☆ エイシンチャンプ (3)
△ サクラプレジデント (2)、ザッツザプレンティ (8)
注 エースインザレース (11)、スズノマーチ (9)、チキリテイオー (16)、コスモインペリアル (15)

◎サイレントディール。トゥザヴィクトリーの全妹。 POGで指名したかったが先にデビューされてしまって涙を飲んだ。 3頭の中からこの馬を選んだ武豊の眼力も頼もしい。
○ネオユニヴァース。直前までこの馬を本命にしようと思っていた。 前走・前々走の勝ち方も強かった。
☆エイシンチャンプ。2歳王者で弥生賞まで勝ったののにあまり人気しない。

【レース】
直線、抜け出したネオユニヴァースとサクラプレジデントが火の出るような叩き合い。 内のネオユニヴァースの勝負根性がわずかに上回ったかアタマ差で制した。 混戦といわれた皐月賞も終わってみれば人気通りの決着。みなさん見る目あるのね。 サイレントディールは道中いい感じで進んだように見えたが直線ではそれほど伸びきれず6着まで。


天皇賞・春

2003.05.04 京都 芝3200m 4歳上牡牝(指)定量 18頭 良 枠順
  △6 11 (父市) ヒシミラクル        牡4 58 角田   (7) 3.17.0
    7 14        サンライズジェガー  牡5 58 後藤   (8) 1/2
  注6 12 (父)   ダイタクバートラム  牡5 58 武豊   (1) クビ
  ○2  4 (父)   ツルマルボーイ      牡5 58 横山典 (2) 1-1/4
  △4  7 (市)   ダンツフレーム      牡5 58 藤田   (9) アタマ
単勝 11         1610円
複勝 11          400円, 14 390円, 12 120円
枠連 6-7        1370円
馬連 11-14     16490円
馬単 11-14     31770円
三複 11-12-14  12300円
ワ   11-14      4600円, 11-12 930円, 12-14 1040円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ タガノマイバッハ (8)
○ ツルマルボーイ (4)
▲ ファストタテヤマ (6)
△ イングランディーレ (9)、トーホウシデン (10)、ダンツフレーム (7)、ヒシミラクル (1)
注 ダイタクバートラム (3)

◎タガノマイバッハ。4連勝中の勢いとアンカツの勢いに期待。思ったより人気がない(6番人気)のはなぜだ。
○ツルマルボーイ。本命にするかどうかかなり悩んだ。去年の宝塚記念で本命にしたしがんばってくれ。
▲ファストタテヤマ。実はこれも本命候補だった。ダンスインザダークばっかりだ。
それにしても今年は混戦だ。そんな中、G1経験がないダイタクバートラムが 2倍前後の 1番人気とは。 買いにくいなあ。

【レース】
いい感じで 2番手を追走していたタガノマイバッハ。 4角を回ったところで手応えよく先頭に立った時には「もらった」と思ったが、残念ながらそれほど伸びてくれなかった。 その外から一気に先頭に踊り出たのは去年の菊花賞馬ヒシミラクル。 まあ 2着のサンライズジェガーは買っていなかったので仕方ないけど、 それにしても「競馬は格」「春天は前年の菊花賞馬」というのは十分に知っていたはずなのに... なんだか自分に腹が立った春天でした。


NHKマイルカップ

2003.05.11 東京 芝1600m 3歳牡牝(混指)定量 18頭 良 枠順
  ○8 16 (市)   ウインクリューガー  牡3 57 武幸   (9) 1.34.2
    2  3 (父)   エイシンツルギザン  牡3 57 横山典 (5) 1-1/4
    5  9        マイネルモルゲン    牡3 57 柴田善 (6) 3/4
  ○6 11 (市)   ユートピア          牡3 57 安藤勝 (4) クビ
    8 17 (抽)   エースインザレース  牡3 57 池添  (16) 3/4
単勝 16       2600円
複勝 16        740円, 3 390円, 9 540円
枠連 2-8      5480円
馬連 3-16    17520円
馬単 16-3    42390円
三複 3-9-16  96490円
ワ   3-16     4870円, 9-16 6000円, 3-9 2570円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ ワンダフルデイズ (8)
○ ヒューマ (9)、ユートピア (4)、ウインクリューガー (1)、トーセンオリオン (10)

◎ワンダフルデイズ。正直言って混戦すぎる。よくわからないんで怒涛の 5頭Box にすることにした。
そんな中、割と前から応援しているこの馬を一応中心とする。 ○は 4頭。 ヒューマはこの一週間ずいぶん新聞で取り上げられていた。 ユートピアは二千の経験を買う。 ウインクリューガーは前々走アーリントンC の勝ちっぷりがとても良かった。 トーセンオリオンはエイトで調教 1番評価と朝追いピンピンマークで買い。

【レース】
エースインザレースとその後方につけたウインクリューガーが後続を大きく引き離したまま直線に入る。 ウインクリューガーが直線半ばでエースインザレースを交わしてもまだ後ろは迫ってこない。 結局ウインクリューガーがそのまま押し切ってしまった。 激しくなった 2着争いはエイシンツルギザンが制した。 3着マイネルモルゲンはレーズ前にエイトの朝追い情報下向きで切って代わりにトーセンオリオンを入れただけに 正直言って 2着に入らなくてよかった(入ってたら卒倒してた)。 ワンダフルデイズは外からいま一つ伸びきれずに 8着止まりだった。


オークス

2003.05.25 東京 芝2400m 3歳牝(指)定量 18頭(消1) 良 枠順
  ○2  3        スティルインラブ    牝3 55 幸      (2) 2.27.5
    8 17        チューニー          牝3 55 後藤   (13) 1-1/4
    7 14 (父抽) シンコールビー      牝3 55 佐藤哲  (9) 1-1/4
    6 12 (市)   ヤマカツリリー      牝3 55 安藤勝  (7) ハナ
    3  5        センターアンジェロ  牝3 55 石崎隆 (11) クビ
単勝 3           560円
複勝 3           200円, 17 1980円, 14 1240円
枠連 2-8        6050円
馬連 3-17      24480円
馬単 3-17      33950円
三複 3-14-17   95530円
ワ   3-14       5770円, 3-17 3210円, 14-17 23330円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ アドマイヤグルーヴ (7)
○ スティルインラブ (1)
▲ ピースオブワールド (13)

◎アドマイヤグルーヴ。 母と祖母がオークス母で、父サンデーサイレンス、母父トニービン、母母父ノーザンテーストはそれぞれ別のオークス馬を出している。 正にオークスを勝つために生まれてきた血統と言っていいだろう。母娘三代のオークス制覇を見てみたい。どんなに人気でも仕方ない。
○スティルインラブ。今までオークスで桜花賞馬をあなどって何度痛い目にあったことか。 まして今年の桜花賞馬は、父サンデー母父ロベルトという血統から見てもむしろオークス向きだ。
▲ピースオブワールド。阪神JF からのぶっつけというローテーションは厳しいが、なにしろ無敗の G1馬。
馬券は、◎→○、◎→▲ の馬単と、○−▲ の馬連。

【レース】
アドマイヤグルーヴは桜花賞に続いて痛根の出遅れ。しかも最初の直線で頭を上げて引っかかりまくり。おーのー。 道中もほとんど最後方だったが、スティルインラブとピースオブワールドも割と後ろにいたので、 これはひょっとして一緒にいけるかもなんて思ったけど甘かった。 最後大外を回したものの伸びずに 7着まで。がっくし。 勝ったのはそのアドマイヤグルーヴの前から鋭く伸びたスティルインラブでベガ以来 10年ぶりの牝馬二冠達成。強かった。


日本ダービー

2003.06.01 東京 芝2400m 3歳牡牝(指)定量 18頭 重 枠順
  ◎7 13        ネオユニヴァース    牡3 57 デムーロ  (1) 2.28.5
    2  3 (市)   ゼンノロブロイ      牡3 57 横山典    (3) 1/2
  △8 18 (父)   ザッツザプレンティ  牡3 57 安藤勝    (7) 3/4
  ☆8 16 (市)   サイレントディール  牡3 57 武豊      (4) 1-1/3
  注6 12 (父市) ゼンノジャンゴ      牡3 57 デザーモ (13) 3
単勝 13        260円
複勝 13        120円, 3 190円, 18 520円
枠連 2-7       760円
馬連 3-13      760円
馬単 13-3     1210円
三複 3-13-18  5930円
ワ   3-13      360円, 13-18 1220円, 3-18 2670円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ ネオユニヴァース (1)
○ エイシンチャンプ (10)
☆ サイレントディール (4)
△ マイネルソロモン (18)、クラフトワーク(14)、ザッツザプレンティ (3)
注 コスモインペリアル (14)、ゼンノジャンゴ (5)

◎ネオユニヴァース。皐月賞は直前に本命から対抗に変更して失敗した。 強さは間違いないし、こうなったら三冠馬を目指してほしい。迷わず本命。
○エイシンチャンプ。土曜日に季節外れの台風が上陸して大雨を降らせた。 こうなったらしぶとさが生きるはず。2歳チャンプの底力に期待。
☆サイレントディール。対抗にしようかずいぶん悩んだ。 武豊の最近の不振は気になるが、馬の仕上がりは万全なようだ。 三冠馬にもなりうると陣営が豪語していた素質を見せてほしい。
以下、勝てば親子三代無敗ダービー馬のマイネルソロモン(単勝も買う)、 暮れのラジたんで極悪馬場で圧勝したザッツザプレンティなど。 馬券はネオユニヴァースからの馬単で勝負。

【レース】
絶好のスタートを切ったサクラプレジデントだが、その後ずーっとかかりっぱなしだった。万事休す。 一方のネオユニヴァースはずいぶん後方で、しかもせっかく外枠だったのに内に入れてしまった。 内の方は馬場が荒れてるぞ、大丈夫か? ところが、4角でほとんど全馬が内を嫌って外に回したため、ネオユニヴァースは難なく前方に進出できた。 そして直線でほとんど先団に取りついた時にはそれほど荒れていない馬場の半ばへ持ち出した。これで勝負あり。 先に抜け出したゼンノロブロイを余裕でかわすと栄光のダービー(&二冠達成)のゴールへ。 鞍上のデムーロは史上初の外国人による日本ダービー制覇。 外からザッツザプレンティがゼンノロブロイを追いつめてきた時には「差せ!」と声が出たが、 残念ながら 3着止まりで馬券は外れ。 まあでもネオユニヴァースが強いレースを見せてくれたからいいや。 秋もがんばってほしい。


安田記念

2003.06.08 東京 芝1600m 3歳上(国指)定量 18頭 良 枠順
  △2  3  (外) アグネスデジタル    牡6 58 四位       (4) 1.32.1R
    8 16  (市) アドマイヤマックス  牡4 58 武豊       (6) クビ
  ○4  8       ローエングリン      牡4 58 後藤       (1) 3/4
    7 14  (外) イーグルカフェ      牡6 58 オリヴァー(10) ハナ
  ☆4  7  (市) ダンツフレーム      牡5 58 藤田       (3) 1/2
単勝 3         940円
複勝 3         360円, 16 600円, 8 170円
枠連 2-8      1070円
馬連 3-16    10890円
馬単 3-16    22100円
三複 3-8-16  18210円
ワ   3-16     3470円, 3-8 940円, 8-16 1900円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ テレグノシス (7)
○ ローエングリン (3)
☆ ダンツフレーム (5)
△ アグネスデジタル (1)、ローズバド (14)、タイキトレジャー (17)

◎テレグノシス。前走の京王杯SC で復活。やはり東京コースは走る。 ダービージョッキーとなったデムーロが鞍上というのも魅力だ。
○ローエングリン。昨年の菊花賞で惨敗後、適距離に戻って 5戦 4勝 2着1回。 G1 でも十分主役を張れる馬となった。
☆ダンツフレーム。前走の新潟大賞典圧勝もさることながら、目下絶好調なのがいい。 東スポの調教でめったに出ない 9点がついていたのも好材料。

【レース】
スタート直後に和田が落馬したダンツジャッジと若干出遅れたミスキャスト以外は概ねそろったスタートだった。 大外のテレグノシスも中団につけている。 で、そのテレグノシスが 4角で先団に取り付いていった時は「勝った」と思ったが、直線はあんまり伸びなかった。 仮柵の外れた内を通れなかったのと、上がっていくところで脚を使ってしまったのが原因だろうか。 絶好のタイミングで先頭に出たローエングリンだったが、外からアドマイヤマックスに交わされ、 更にその外からアグネスデジタルがまとめて差し切ってしまった。 これで G1 6勝目。アグネスデジタル恐るべし。 やはりテイエムオペラオーを下した末脚を侮ってはいけなかったか。


宝塚記念

2003.06.29 阪神 芝2200m 3歳上(国指)定量 17頭 良 枠順
  △5 10  (父市) ヒシミラクル        牡4 58 角田    (6) 2.12.0
  △5  9  (父)   ツルマルボーイ      牡5 58 横山典  (8) クビ
  △8 16  (外)   タップダンスシチー  牡6 58 佐藤哲  (4) 1-1/2
  ○3  6         ネオユニヴァース    牡3 53 デムーロ(2) クビ
    3  5  (外)   シンボリクリスエス  牡4 58 デザーモ(1) クビ
単勝 10        1630円
複勝 10         640円, 9 610円, 16 270円
枠連 5-5      13250円
馬連 9-10     14080円
馬単 10-9     27990円
三複 9-10-16  30290円
ワ   9-10      3810円, 10-16 2020円, 9-16 1830円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ アグネスデジタル (13)
○ ネオユニヴァース (4)
△ ツルマルボーイ (2)、ヒシミラクル (1)、ダンツフレーム (7)、タップダンスシチー (3)

◎アグネスデジタル。安田記念は恐るべき底力で見事な勝利だった。 距離が若干不安材料なようだが、シンボリクリスエスとネオユニヴァースが人気を持っていっているここは狙い目だろう。
○ネオユニヴァース。その年のクラシック馬が宝塚記念に出るのは史上初のことだとか。しかも二冠馬。 勝つところを見たいが人気しすぎのような気がするので 2番手評価。
シンボリクリスエスは半年の休み明けということで(それだけしか理由がないが)切る。

【レース】
菊花賞馬にして春天馬のヒシミラクルが再度の低評価をあざ笑うかのような見事な勝利だった。 土曜の 15:00 ごろいきなり一番人気になっていて、これはいわゆる「異常オッズ」かと思ったが 終わってみれば本当にその通りだった。まいった。 ツルマルボーイもすごい脚で追い込んできたが 2年連続の2着。ダンスインザダーク産駒はどうしても G1 勝てないなあ。 ネオユニヴァースもよく伸びてきたが、いかんせん後ろすぎたか。でもツルマルボーイはさらに後ろから来たし... そして... 私の夢アグネスデジタルはどこにいたのか。;_; ああ、ヒモの三連複でも買っておけばよかった。


スプリンターズS

2003.10.05 中山 芝1200m 3歳上(国指)定量 15頭 良 枠順
  △5  8      デュランダル        牡4 57 池添   (5) 1.08.0
  ○6 11 (市) ビリーヴ            牝5 55 安藤勝 (1) ハナ
  △7 13 (市) アドマイヤマックス  牡4 57 武豊   (2) 1-1/4
  △4  6 (外) レディブロンド      牝5 55 柴田善 (3) クビ
  △1  1 (父) テンシノキセキ      牝5 55 横山典 (4) クビ
単勝 8         810円
複勝 8         190円, 11 120円, 13 150円
枠連 5-6       790円
馬連 8-11      940円
馬単 8-11     2320円
三複 8-11-13  1170円
ワ   8-11      360円, 8-13 490円, 11-13 260円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ イルバチオ (8)
○ ビリーヴ (2)
▲ アグネスソニック (6)
△ テンシノキセキ (5)、レディブロンド (4)、デュランダル (1)、アドマイヤマックス (3)
注 その他全部 総流し

◎イルバチオ。前走アイビスサマーダッシュでは、直線 1000m 戦とはいえ上がり 3F 31.6秒の鬼脚で後方一気勝ち。 中山のこのレースは差し馬が台頭するレースで、脚質的にもいけるんじゃないかな。
○ビリーヴ。1200m の G1 2連勝中。実力は誰もが認めるものだし調整も万全とくればあっさり勝っても不思議はない。 しかし直線に坂のあるレースでの実績に不安があるのもまた事実。ここはあえて対抗に落とす。
▲アグネスソニック。マイルとはいえ G1 2着の実績馬。差し脚もあるしファンなので 3番手。
以下、無敗馬のレディブロンド、前走ビリーヴを下したテンシノキセキ等に重みをつけた上で総流し。

【レース】
ガンガン逃げると思われたカルストンライトオが行かずに思ったよりはスローペースとなった。 イルバチオとデュランダルが最後方から。 直線を向いたところでビリーヴが早くも先頭に立つが、大外からデュランダルが強烈な末脚を繰り出しハナ差で差し切った。 同じところにいたイルバチオは最後伸びてきたように見えたが、同じ位置にいたデュランダルには置いていかれてしまった。 1,2,3着がサンデーサイレンス産駒。死んだ種牡馬の仔は走るというが、走りすぎなんじゃないだろうか...


秋華賞

2003.10.19 京都 芝2000m 3歳牝(混指)馬齢 18頭 良 枠順
    8 17      スティルインラブ    牝3 55 幸    (2) 1.59.1
  ◎5 10 (市) アドマイヤグルーヴ  牝3 55 武豊  (1) 3/4
  ☆7 14 (市) ヤマカツリリー      牝3 55 安藤  (8) クビ
  ○1  2      ピースオブワールド  牝3 55 福永  (3) クビ
    3  5      マイネサマンサ      牝3 55 大西 (12) ハナ
単勝 17         320円
複勝 17         130円, 10 120円, 14 300円
枠連 5-8        340円
馬連 10-17      450円
馬単 17-10      930円
三複 10-17-14  1880円
ワ   10-17      230円, 14-17 830円, 10-14 760円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ アドマイヤグルーヴ (2)
○ ピースオブワールド (4)
☆ ヤマカツリリー (3)
△ レンドフェリーチェ (9)

◎アドマイヤグルーヴ。桜花賞もオークスも本命。仲間うちの POG での指名馬。 前走の圧勝で人気になるが買わないわけにはいくまい。
○ピースオブワールド。2歳女王が秋華賞で復活した例といえばヤマカツスズランが思い出される。
☆ヤマカツリリー。安勝の腕に期待する。

【レース】
3角で中団から徐々に進出し、4角で先団に取りついた二冠牝馬スティルインラブが直線力強く抜け出して メジロラモーヌ以来 17年ぶりの牝馬三冠達成。 本命アドマイヤグルーヴはスティルインラブをマークして同じようなタイミングで追い出したものの 3/4馬身まで迫るのが精一杯だった。惜しかった。 この三冠戦、1番人気はすべてアドマイヤグルーヴ、スティルインラブはすべて 2番人気だった。 これもまたすごい。


菊花賞

2003.10.26 京都 芝3000m 3歳牡牝(指)馬齢 18頭 良 枠順
  ☆4  8 (父) ザッツザプレンティ  牡3 57 安藤勝  (5) 3.04.8
  ○1  2      リンカーン          牡3 57 横山典  (4) 3/4
  ◎8 17      ネオユニヴァース    牡3 57 デムーロ(1) クビ
    2  4 (市) ゼンノロブロイ      牡3 57 ペリエ  (2) 2
  △8 18 (父) マッキーマックス    牡3 57 藤田    (8) 1/2
単勝 8        2020円
複勝 8         350円, 2 280円, 17 130円
枠連 1-4      4700円
馬連 2-8      5540円
馬単 8-2     17080円
三複 2-8-17   4900円
ワ   2-8      1520円, 8-17 690円, 2-17 580円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ ネオユニヴァース (3)
○ リンカーン (2)
☆ ザッツザプレンティ (1)
△ チャクラ (6)、ヴィータローザ (7)、マッキーマックス (5)
注 サウスポール (16)、コスモインペリアル (11)、テイエムテンライ (18)

◎ネオユニヴァース。皐月賞もダービーも強かった。神戸新聞杯とは馬が違うはずだ。 ナリタブライアンから9年。そろそろもう一度三冠馬が見たい。先週の牝馬三冠も追い風になるだろう。
○リンカーン。春は体調不良で力を発揮しきれなかったが秋になって実力を出してくれるだろう。
☆ザッツザプレンティ。安勝の腕に期待する。
2番人気ゼンノロブロイと 3番人気サクラプレジデントは思いきって切り。

【レース】
ゼンノロブロイもサクラプレジデントも 4角で後方のまま、 その一方でネオユニヴァースは先頭のザッツザプレンティを射程圏に捕えてこれは三冠だと思った。 ところがそこからザッツザプレンティとの差が縮まらない。 最後の 50m では逆に離されリンカーンにも差されて万事休す。三冠への壁はやはり高かった。 ザッツザプレンティはダンスインザダーク産駒初の G1馬となった。しかも父と同じ舞台というのがロマンを感じさせる。 しかし、馬券的には思いっきりタテ目で、あーくやしい。


天皇賞・秋

2003.11.02 東京 芝2000m 3歳上牡牝(指)定量 18頭 良 枠順
  注8 18  (外) シンボリクリスエス  牡4 58 ペリエ  (1) 1.58.0R
  △4  7  (父) ツルマルボーイ      牡5 58 横山典  (5) 1-1/2
  △2  4  (市) テンザンセイザ      牡5 58 藤田   (10) 1-1/2
  ☆1  2  (外) エイシンプレストン  牡6 58 福永    (3) 1/2
  注6 12 B(父) カンファーベスト    牡4 58 安藤勝  (8) 1/2
単勝 18        270円
複勝 18        140円, 7 250円, 4 560円
枠連 4-8       710円
馬連 7-18     1310円
馬単 18-7     1900円
三複 4-7-18  12870円
ワ   7-18      530円, 4-18 1820円, 4-7 2950円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ モノポライザー (16)
○ ローエングリン (13)
☆ エイシンプレストン (4)
△ テンザンセイザ (3)、ダービーレグノ (10)、ツルマルボーイ (2)、ファストタテヤマ (7)
注 ロサード (8)、アグネスデジタル (17)、カンファーベスト (5)、トーホウシデン (14)、イーグルカフェ (9)、シンボリクリスエス(1)

◎モノポライザー。重賞での実績が全くないのが気になるが、昨年の春にはクラシック有力候補だったこの馬。 前走骨折明けにもかかわらず見せた鋭い末脚はここでも通用すると思う。通用するといいなあ。しかも調教が抜群に良く見えた。
○ローエングリン。前走フランス G1 で 2着。前残りしにくい秋の天皇賞ではあるが本格化なった今なら。
☆エイシンプレストン。この馬もモノポライザー同様に調教が良かった。

【レース】
スタートで先手を取ったローエングリンに後ろからゴーステディが執拗にからんで、前半1000m が 56.9秒のスーパーハイペース。 ゴーステディは 3角すぎで脱落。当然ローエングリンも直線で沈んだ。 勝ったのは、道中中団から直線で力強く抜け出してきたシンボリクリスエス。 大外、1番人気、連覇した馬はいない、といった秋天に関する様々なジンクスをものともしない見事な勝利だった。 着は道中 1頭だけ離れた最後方にいたツルマルボーイ。横典はこれで今年の G1 で 6回めの 2着(0勝)。 モノポライザーは直線で内を突き、一瞬期待を持たせたが、あっという間に沈んでいった。よよ。


エリザベス女王杯

2003.11.16 京都 芝2200m 3歳上牝(国指)定量 15頭 良 枠順
  ○4  7 (市) アドマイヤグルーヴ  牝3 54 武豊   (2) 2.11.8
  △3  5      スティルインラブ    牝3 54 幸     (1) ハナ
    8 14 [外] タイガーテイル      牝4 56 ジレ  (10) 1-1/2
  ☆2  3      レディパステル      牝5 56 蛯名   (4) 1/2
  ◎8 15      ローズバド          牝5 56 横山典 (3) クビ
単勝 7        360円
複勝 7        140円, 5 140円, 14 910円
枠連 3-4      470円
馬連 5-7      530円
馬単 7-5     1070円
三複 5-7-14  9570円
ワ   5-7      280円, 7-14 2990円, 5-14 2830円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ ローズバド (5)
○ アドマイヤグルーヴ (1)
☆ レディパステル (4)
△ スティルインラブ (2)、ダイヤモンドビコー (6)
注 アナマリー (8)、スマイルトゥモロー (15)

◎ローズバド。3歳時から応援していた馬。ここまで G1 では 2着が惜敗が多いがここで悲願の G1 制覇を。
○アドマイヤグルーヴ。三冠戦はすべて一番人気で負けてしまったが能力は間違いなく高い。
☆レディパステル。ローズバドと同世代のオークス馬。この馬もよくがんばっている。 中間一頓挫あったので評価を下げたが本来ならば十分本命候補だ。

【レース】
スマイルトゥモローが超ハイペースで大逃げ(そして案の定 4角手前で失速)。 中団にいたスティルインラブとその後ろのアドマイヤグルーブが直線で鋭く伸びた。 一度はアドマイヤグルーブが並ぶ間もなく抜き去るかと思ったが、そこからスティルインラブももう一度差し返す。 火の出るような二頭の叩き合いの末、最後はアドマイヤグルーヴがスティルインラブを鼻差抑えてついに G1 制覇。 いいレースだった。 ローズバドは 2頭のさらに後ろから末脚に賭けたが伸びきれず 5着まで。


マイルチャンピオンシップ

2003.11.23 京都 芝1600m 3歳上(国指)定量 18頭 良 枠順
  △6 11         デュランダル        牡4 57 池添   (5) 1.33.3
    8 18  (外)   ファインモーション  牝4 55 武豊   (2) 3/4
    2  3  (市)   ギャラントアロー    牡3 56 幸    (10) 1-1/4
  ▲5 10  (父市) バランスオブゲーム  牡4 57 田中勝 (4) クビ
  △7 13         ミレニアムバイオ    牡5 57 四位   (3) 1/2
単勝 11         810円
複勝 11         280円, 18 260円, 3 760円
枠連 6-8       1970円
馬連 11-18     3240円
馬単 11-18     6920円
三複 3-11-18  34480円
ワ   11-18     1340円, 3-11 2660円, 3-18 3140円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ サイドワインダー (8)
○ テレグノシス (14)
▲ バランスオブゲーム (4)
△ ウインクリューガー (15)、デュランダル (1)、ミレニアムバイオ (5)

◎サイドワインダー。正月の京都金杯で見せた末脚はもの凄かった。 その馬が G1 の舞台に上がる時がようやく来た。
○テレグノシス。3歳戦とはいえ G1ホースの一頭。サイドワインダーと同じトニービン産駒のよしみで対抗。
▲バランスオブゲーム。前走の毎日王冠のレコード勝ちは強かった。

【レース】
スプリンターズS を大外後方からまとめて差し切ったデュランダルが、全く同じようなレースっぷりで全馬をなで切った。 同一年度にスプリンターズS とマイルCS を両方勝った馬は史上初。 タラレバになるが、6頭の G1馬のうち古馬の牝馬限定以外の G1 を勝っていたのはこのデュランダルだけで、 実は本命にする一歩手前までいっていたのだ。あー悔しい。 さらに 2着のファインモーションは、クイーンS で馬単2着流しで90倍をゲットしたこともあり、 今回も 2着流ししちゃおうかなと思ったりもしていたのだ。あー悔しい。


ジャパンカップダート

2003.11.29 東京 ダ2100m 3歳上(国指)定量 16頭 不良 枠順
  注3  5 [外]   フリートストリートダンサー  せ5 57 コート      (11) 2.09.2R
  ◎3  6        アドマイヤドン              牡4 57 安藤勝       (1) ハナ
    5  9        ハギノハイグレイド          牡7 57 福永         (7) 5
    4  7 (外)   スターキングマン            牡4 57 エスピノーザ (5) 1/2
    7 13 (父地) ディーエスサンダー          牡4 57 江田照      (12) 3
単勝 5       4930円
複勝 5        870円, 6 120円, 9 430円
枠連 3-3     4470円
馬連 5-6     4450円
馬単 5-6    14830円
三複 5-6-9  25740円
ワ   5-6     1600円, 5-9 9010円, 6-9 780円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ アドマイヤドン (2)
○ サイレントディール (7)、ネームヴァリュー (10)、グラスエイコウオー (15)、ユートピア (12)、ビッグウルフ (13)
注 フリートストリートダンサー (1)、オウタヒア (9)

◎アドマイヤドン。ここ3戦強すぎる。 人気してても外せないので買うが、馬券的な妙味を求めて必殺の馬単2着流し。 ただし外国馬だけはワイドで。

【レース】
直線、先に抜け出したフリートストリートダンサーを残り100mでアドマイヤドンがかわしたが そこからフリートストリートダンサーが驚異的な差し返しを見せてゴールでハナ差の勝利をもぎ取った。 ものすごい勝負根性だ。 あー、ワイドは当たったけど、どうせなら2着流しの相手にしておけばよかった...


ジャパンカップ

2003.11.30 東京 芝2400m 3歳上(国指)定量 18頭 重 枠順
  ○1  1 (外) タップダンスシチー  牡6 57 佐藤哲   (4) 2.28.7
    5 10 (父) ザッツザプレンティ  牡3 55 安藤勝   (5) 9
    3  5 (外) シンボリクリスエス  牡4 57 ペリエ   (1) 3/4
  ▲4  8      ネオユニヴァース    牡3 55 デムーロ (2) アタマ
    6 11      アクティブバイオ    牡6 57 武幸    (15) 1-1/4
単勝 1       1380円
複勝 1        280円, 10 300円, 5 110円
枠連 1-5     2290円
馬連 1-10    7020円
馬単 1-10   15660円
三複 1-5-10  4210円
ワ   1-10     280円, 1-5 470円, 5-10 570円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ アンジュガブリエル (7)
○ タップダンスシチー (1)
▲ ネオユニヴァース (4)
△ デノン (8)、イズリントン (9)

◎アンジュガブリエル。実際に買う馬券は上記の5頭のボックス均等買いだが、 昨年の香港ヴァースを勝った時に現場で見たこともあり心情的にはこの馬が本命。
○ネオユニヴァース▲タップダンスシチー。今回2番手と3番手はほぼ同じ位置づけだが、 特にネオユニヴァースは二冠馬としてがんばってほしい。
断然の1番人気シンボリクリスエスは、いくらなんでもちょっと人気しすぎだと思うのであえて無印。

【レース】
スタートから単騎で逃げたタップダンスシチーが直線でも後続を引き離す一方で、終わってみれば衝撃の9馬身差圧勝。 2着も2番手にいたザッツザプレンティがそのまま入り、結局「行った行った」のレースとなった。 ボックスの5頭にザッツザプレンティを入れられなかったのが弱いなあ。


阪神ジュヴェナイルフィリーズ

2003.12.07 阪神 芝1600m 2歳牝(混指)馬齢 18頭 良 枠順
  △8 16 (父) ヤマニンシュクル    牝2 54 四位    (6) 1.35.9
    8 17      ヤマニンアルシオン  牝2 54 岩田康 (10) クビ
    7 15 (父) コンコルディア      牝2 54 柴田善 (12) 3/4
    8 18      ロイヤルセランガー  牝2 54 福永    (3) ハナ
    2  4      スイープトウショウ  牝2 54 角田    (1) クビ
単勝 16          1480円
複勝 16           510円, 17 1110円, 15 1480円
枠連 8-8         2340円
馬連 16-17      19700円
馬単 16-17      37920円
三複 15-16-17  376760円
ワ   16-17       5380円, 15-16 8930円, 15-17 21670円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ ヤマニンアラバスタ (7)
○ ダンツアイリッシュ (13)
▲ アズマサンダース (6)
△ ディアチャンス (18)、ヤマニンシュクル (1)

マイル以上の実績を持つ 5頭のボックスで勝負。その中で傾斜をつけた。
◎ヤマニンアラバスタ。内枠も有利だし調教もよさそう。
○ダンツアイリッシュ。逃げ馬ということでつかまりそうな予感もするが、こちらも調教よかった。 2頭出しの山内厩舎の人気薄というのもいい。
▲アズマサンダース。サンデーサイレンスからも一頭。

【レース】
1番人気のスイープトウショウが直線を向いてもまだ後方の馬群の後ろにいた時には内心しめしめと思った。 さあ波乱だ。後はボックスを買った5頭が来てくれればいいぞお。 と思ったがそううまくはいかないものだ。 結局5頭のうち来てくれたのは勝ったヤマニンシュクルだけ。 残りの馬は掲示板にも載らなかった。 しかし違う方のヤマニン-ヤマニンで決まるとは...


朝日フューチュリティS

2003.12.14 中山 芝1600m 2歳牡せん(混指)馬齢 16頭 良 枠順
  △1  1      コスモサンビーム    牡2 55 バルジュー(4) 1.33.7
  28 15      メイショウボーラー  牡2 55 ペリエ    (1) クビ
    1  2 (外) アポインテッドデイ  牡2 55 柴田善   (10) 3/4 
  △4  8      フォーカルポイント  牡2 55 横山典    (6) 1-1/4
    6 11 (外) フサイチホクトセイ  牡2 55 田中勝    (8) 1

単勝 1       1130円
複勝 1        240円, 15 130円, 2 540円
枠連 1-8      710円
馬連 1-15     990円
馬単 1-15    2920円
三複 1-2-15  6090円
ワ   1-15     440円, 1-2 1850円, 2-15 1370円
【レース前の見解】( ) 内は着順
2 メイショウボーラー (2)
◎ グレイトジャーニー (7)
△ コスモサンビーム (1)、メテオバースト (6)、フォーカルポイント (4)、キョウワスプレンダ (9)
注 ダイワバンディット (11)、モエレエスポワール (14)、スズカマンボ (13)

2 メイショウボーラー。デビュー4連勝。前走でマイル戦も経験ずみ。断然の1番人気になっても逆らうべきではないだろう。 しかし競馬に絶対はない。ここではオッズを考えて必殺の馬単2着流しだ。
○グレイトジャーニー。武豊が何頭かのお手馬の中から選んだことと 兄ノーリーズンが中山で皐月賞を制していることからこの馬が本線。

【レース】
外枠からスピードの違いで逃げを打ったメイショウボーラーが直線でも二枚腰で粘ったが、 最後伸びてきたコスモサンビームにクビ差かわされて初黒星。 馬券は必殺の馬単2着流しが炸裂して的中。


有馬記念

2003.12.28 中山 芝2500m 3歳上(混指)定量 12頭 良 枠順
  △8 12 (外)   シンボリクリスエス  牡4 57 ペリエ (1) 2.30.5R
  ○3  3       リンカーン      牡3 55 武豊   (4) 9
    2  2 (市)   ゼンノロブロイ    牡3 55 柴田善 (3) 3/4
  ☆1  1 (父)   ツルマルボーイ    牡5 57 横山典 (6) 1/2
    5  5 (父市) ウインブレイズ    牡6 57 木幡  (10) クビ
単勝 12       260円
複勝 12       120円, 3 230円, 2 170円
枠連 3-8     1060円
馬連 3-12    1290円
馬単 12-3    1980円
三複 2-3-12  1720円
ワ   3-12     490円, 2-12 300円, 2-3 680円
【レース前の見解】( ) 内は着順
◎ タップダンスシチー (8)
○ リンカーン (2)
☆ ツルマルボーイ (4)
△ ザッツザプレンティ (11)、アクティブバイオ (12)、アグネスデジタル (9)、シンボリクリスエス (1)

◎タップダンスシチー。JC での圧勝は、展開に恵まれたとか道悪が有利に働いたとか色々言われてもいるが やはり実力がなければ世界の一線級を相手に9馬身差はつけられない。完全に本格化した今ならシンボリクリスエスにも勝てる。かも。
○リンカーン。菊花賞2着は末脚勝負がはまったようにも思えるものの、今回鞍上も強化されたことだし、 3歳馬の中でこの馬を最上位にとる。
☆ツルマルボーイ。JC は道悪だったので問題外。たとえ中山でも差してくるならこの馬か。

【レース】
逃げると思われたタップダンスシチーのハナを叩いて 1周目の 4角からザッツザプレンティとアクティブバイオがレースを引っぱり ハイペースとなった。 タップは 3番手を追走していったが、3角あたりで後続に一気に迫られ、結局その後一度も先頭に立つことができずに8着に沈んでしまった。 4角で先頭に出たリンカーンが 2着に粘って底力を示したが、一頭次元の違うレースをしてみせたのがシンボリクリスエスだった。 直線を向いたところで並ぶ間もなくリンカーンを抜き去ると、あとは突き放す一方で 9馬身差の完勝。あきれるぐらいの強さだった。 12年前のあのダイユウサクのレコードも破り、当日の引退式に花を添えた。


G1観戦記目次
おおたん牧場

Copyright (c) 2003- ohtan, all rights reserved.