2013/4/9 幻日現象(になりかかり)

朝起きて窓から朝日を見ると何だか様子が変だ。それもそのはず、朝日と思ったのは太陽のはるか右側にある輝く領域だ。まさに幻の太陽だ。前回この現象を見たのは2011年3月6日だった。吉兆か凶兆かと言っているうちに、その5日後にあの東日本大震災が起こったのだった。今回は何も起こらないとよいのだが・・・。





 

 2012/5/21 金環日食

雲が多くて日食が見えるかどうか心配したが、雲のお陰で
フィルターなしで撮影できた。
 



  

  
    

  
 2011/12/10 皆既月食

皆既月食の夜、冬型の気圧配置で気温は低かったが好天に恵まれた。
 



 
2011/11/7 朝日に染まる高積雲

日の出と共に高積雲の下側が赤く染まり始めた。 高積雲は低気圧の接近に伴って発生することもあり、その場合には
次第に雲が厚くなり空一面を覆うようになる。しかし、この日は低気圧が東海上に抜けて天気が回復する過程での
高積雲で、言わば悪天の名残の雲だ。


 

 

2011/3/6 幻日 神奈川県横浜市

朝目が覚めて東の空を見ると太陽の右側にもう一つ太陽があるように見えた。すぐに写真を撮ってから、朝食を食べて
また空を見るとまだ太陽が二つ見える。
調べると幻日という現象だそうで、上空の氷の結晶による屈折作用であるようだ。この現象が吉兆なのか、それとも凶報
なのかと思っていたら、5日後の3月11日に東日本大震災が起きてしまった。



 
2010/4/17 記録的な遅い雪 神奈川県横浜市

今年の春は寒い日が多い。4月になって氷点下の日があったり冷たい雨の日が多かったりで、低温と日照不足により野菜の値段が跳ね上がっている。
そして、41年ぶりという遅い雪が降った。41年前の雪のことは記憶がある。確かこの年は冬からずっと寒くて遅く開花した桜に雪が降り積もっていたように思う。
この時の都心の積雪は2、3cmだったと思ったが、当時住んでいた神奈川県の県央部では15cm以上の積雪があった。今回の雪はそのような大雪ではなかったが、
芽吹いた若葉と積雪という取り合わせには正直驚いた。







 
2010年2月1日 神奈川県横浜市

1月末には暖かい日が数日間続いたが、北から寒気がゆっくりと南下し、同時に南海上に前線が発生した。「夜は雪」の予報が出た2月1日の朝、
東の空には不思議な形の雲が出ていた(左の写真)。レンズ雲だろうか、4つが等間隔に並んでいる。前線上に発生した低気圧の接近と共に
雲は厚さを増し、午後になって降り始めた雨は夕方になって雪に変わった。夜10時を過ぎた頃には一時的に激しく降り、この辺りでは5センチ以上の
積雪となった(右の写真)。翌日からは強い寒気の南下で気温の低い日が続いた。



 
2009/12/31 寒気の吹き出しによる雲 神奈川県横浜市

年末にしては暖かな陽気が1週間ほど続いていたが、低気圧が日本海を急速に発達しながら北上し、その背面から強い寒気が南下してきた。
午前中は南西の風が吹き、最高気温は12℃近くまで上昇したが、午後3時頃から北風が急激に強まりそれと共に気温が一気に5、6℃も下がった。
北風の吹き出しの前面には列状となった雲が北西から南東に進みその下面は大気の乱れを思わせるものだった。



 
2009/12/29 層積雲 神奈川県横浜市

朝起きてみると空一面が怪しげな雲で覆いつくされている。雲の厚い部分は暗い灰色で、雲の薄い部分は朝日で少し赤みが付いている。
所々に開いた穴から空も見える。上空の弱い気圧の谷により発生した層積雲と思われる。この後、数時間で雲は消えて午後は晴れの
天気となった。



 
2009/7/20 長野県小谷村

標高約2400の白馬乗鞍の山頂付近から観察した。絹層雲と思しき雲がきれいに色付いている。彩雲と呼ばれる現象
だ。絹層雲等の水滴でできた比較的薄い雲が太陽の方角に近い位置を通る際に見かられるもので、それほど珍しくは
ないようだ。ただ、このように強く色付いたものは初めて見た。昔から吉兆とされているそうで、なるほど、その後で
タカネヒカゲの撮影が上手くできた。前日は大雨、翌日も朝から雨で午後からは大雨の合間の幸運な晴天だった。



2009/5/17 神奈川県横浜市

今日は低気圧が非常に発達しながら日本海を北東に進んだ。朝はそれほど風も強くなく天気も曇りだったが、午後から
南西の風が急に強まり、時折にわか雨が降り出した。東海地方では強い雨が降り続いたようだが、関東地方は南西方向
を伊豆、箱根、丹沢、道志等の山々でブロックされて、雨雲は弱まって隙間が空いてしまう。その隙間に入った時に日が
射して、東の空虹が出た。虹の位置が低いのは日が高い早めの時間だからだと思われる。



 
2008/12/9 神奈川県横浜市

朝起きて東の空を見ると雲が朝日に輝き美しい。これは絹層雲のようだ。今日は低気圧が西から近付くということで、
低気圧の前面に現れる典型的な雲が現れたことになる。この日はこの後、雲がどんどん増えて厚さも増し、午後は
雨が降り出した。

 





 
2008年2月23日 神奈川県横浜市

春めいた日が数日続き、今日は昼過ぎにはやや強い南風が吹き気温は15℃を超えた。気象庁は春一番を宣言した。しかし、低気圧が東に抜けたあと
急速に発達しつつあり、既に午前中から新島方面には波浪警報が出されていた。午後2時を回った頃から北寄りの風が急に強まり、気が付くと、北側
から褐色の壁が見る見る迫ってきて、間もなくあたりは褐色の闇に包まれた。強い寒気の吹き出しの最前線に突風が発生し、しばらく雨が降らなかった
ための乾燥もあり、大規模な砂塵あらしが発生したようだ。この砂塵あらしが通過する前後のわずか1時間ほどで気温は約7℃も下がった。




 
2008年2月3日 神奈川県横浜市

節分のこの日、関東地方ではこの冬初めて本格的な雪が降った。この冬は大陸からの寒気の張り出しが強く、低気圧が
本州の南岸沿いを進むことが多く、冷たい雨やみぞれ混じりの雪が何度か降った。この日も未明から雪が降り出し、
結局終日降り続いた。低気圧の発達は弱かったので、降水量は大したことはなかったが、それでもこの辺りでは6−7cm
の積雪となった。 



 
2008年1月13日 神奈川県横浜市

前日は本州の南岸沿いを低気圧が進み、南関東では冷たい雨、北関東では初雪が観測された。低気圧は東海上に抜け
たものの、高気圧の張り出しが北に偏り、南関東では天気の回復が遅れ、空は雲で覆われている。寒気が流入してきた
ためか、雲の底が大きくうねって不気味な造形となった。




 
2007/12/30 神奈川県横浜市

この冬一番の寒気が日本上空に入った。この日の午前中は前日通過した低気圧が運んできた暖気により穏やかな晴天
の大掃除日和だったが、午後になってにわか雨があり、埼玉ではあられも観測された。天気が回復した直後の南東方向
の空には、上空の寒気に向かって上昇する気流に伴う雲が観察された。中央の雲は輪郭がぼやけていて氷により形成
されていることを示している。




 
2007/8/15 神奈川県横浜市

北の空に素晴らしい雄大積雲が出た。すさまじい上昇気流を感じる。上部は大気圏を突き抜けて成層圏に達し、見事な
カナトコ雲になっている。上空に寒気が入った影響だったが、雷雨には至らなかった。




 
2006/5/20 神奈川県横浜市

東の空に虹が出た。夕方、にわか雨の後、突然明るくなったので外を見るとこの景色。


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