ロンシャン競馬場に入ってまず感じたことが一つ。【ポイント】「東京競馬場に似ている?」もちろん中にいるのは外国人ばかりで(あたりまえだ)よく見れば違うんだけど、 造りというか雰囲気というか、とにかく良く分からないけど似ていると思った。 そういえば東京競馬場ってロンシャンを範として造ったという話を聞いたことがあったような。
メインスタンドの裏 正門から入るとレープロを配っている。 ユメケイバーズへのおみやげとして人数分ゲットした。 凱旋門賞の日だからかもしれないが、フランスのレープロ(レーシングプログラム)はなかなか豪勢だ。 オールカラーで地図や競馬のガイドなんかもちゃんと付いてるし(私はフランス語読めないけど)、 凱旋門賞出走馬については血統表もある。 JRAにも勝るとも劣らないレープロなのだ。
おや、前の方に馬の像があるぞ。どれどれ。
Gladiateur という馬らしい。 後で調べてみたところ、1862年フランス生まれのこの馬は 英ダービー、2000ギニー、セントレジャーのイギリス 3冠を含めて 4歳時は 10戦 9勝。 さらに 5歳時は 6戦 6勝と勝ちまくり、生涯成績 19戦 16勝という名馬らしい。お見それしました。 東京競馬場にあるトキノミノル像みたいなもんかな。
次に向かったのはパドックだが、その周辺はなかなか壮観だ。 シェフのような装いの人が出店でサンドイッチのような物を作って売っているかと思えば 一方ではカフェのような所で着飾った人たちがワインなどを飲んでいる。 女性はみんな帽子を被っている。 帽子といえばスーパー競馬などでおなじみの鈴木淑子さんだが、きっと週刊Gallopのツアーなんかで来ているに違いない。 その辺歩いてたりしないかな。
売店 それにしても本当に社交場のような一角だ。 うーん、正に競馬は貴族のスポーツなんだなあと感心。
とはいえ、そこらのスーパーに置いてあるようなパンもちゃんと売っているので、私のような貧乏人でも大丈夫。 じゃ、とりあえずパンを買ってパドックで昼食とするか。
私の昼食
そしてパドック。正面スタンドの裏側にあるのは府中と同様だが、驚いたのは中心にででーんと大木が何本かあること。 おいおい、まるで林の中じゃないの。
パドッグから本馬場までは地下馬道がないので観客の目の前を馬が歩いていく。 ほんとに近いぞ。手の伸ばせば触ることができそう。そんなことする人はいなかったけど。 そして馬たちはスタンドの建物の中を通って本馬場へと出ていくのであった。 日本とはかなり違う光景にちょっとびっくり。
さて、スタンドを通って本馬場の方へ行こう。 スタンドがこれまた府中に似ているが、 スタンドもその前の観客用スペースも直線の途中からしかないので、府中のように 15万人入ったりするのは不可能そうだ。 (下の写真は観客が入れる場所の端の辺りから撮影) 思ったよりも狭いなあ。
正面スタンド し、か、し、だ。
「なんじゃこの馬場の広さはー!」そう、腰が抜けるかと思うぐらい馬場が広いのだ。
「うおー、コースの幅が広いぞ。府中の 1.5倍ぐらいはありそうだ」
「おいおい、なんちゅう直線だ。4コーナーが霞んで見えないよ」
ちなみにロンシャン競馬場は右回りコース向こう正面の様子も遠くて全然分からない。 なにしろ 2400mの凱旋門賞でさえ、コースを 3/4周程度しかしないのだ。 どんなに広いかなんとなく分かるでしょ?
とにかく圧倒されてしまった。
ゴール板。なんとなく日本と似ている。
そしてこれが有名な 1コーナーの風車。 最初のうちは肝心のレースもそこそこに、 こんな感じで競馬場内をうろうろしていたのだった。