当日になりいよいよニューマーケットへ向けて出発。
イギリスの道路は日本と同じく左側通行だしこのあたりは道は広いし空いてるしで、海外といっても運転で困ることは全然なかった。
ただしケンブリッジからニューマーケットまでの国道にはオービスがあるので注意が必要。(とばすなって?)
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ニューマーケットへの道中
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【見学プラン】
この日、見学に行くことにしたのは ナショナルスタッド(The National Stud) と
競馬博物館(The National Horse Racing Museum)だ。
ナショナルスタッドのすぐ脇にあるニューマーケット競馬場は開催日ではないのでやめておいた。
ナショナルスタッドを見学するためにはガイド付きのバスツアーに参加する必要があり、
開始は 11:15 と 14:30 からの 2回になっている(日曜日は 14:30 のみ)。
なお、見学できるのは 3月〜9月だけだ。
で、これに参加するためには市街地にあるニューマーケット市のインフォメーションでまず予約をしなければならない。
一方、競馬博物館はそのインフォメーションの近くにあって開館時間が 9:00-17:00 なので当然時間の融通がきく。
ということで見学の順番として次のような計画を立てた。
- まずインフォメーションで情報収集とナショナルスタッドツアー(11:15)の予約をする。
- 競馬博物館に入ってしまうと時間が合わないのでとりあえずその周辺の街並みを見物する。
- ナショナルスタッドへ移動してツアーに参加する。
- 競馬博物館に戻ってきて中を見学する。
- ケンブリッジへ帰る。
さて、ケンブリッジ方面から車でやってくると、ニューマーケットの入口にある大きなラウンダバウトにたどり着く。
その中心には大きな馬の銅像があるのだ。いやあさすが。
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ラウンダバウトの銅像
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【ラウンダバウト】
ラウンダバウト(roundabout)とはヨーロッパでよく見られる環状交差点のことで、車は周回コースに入って自分の行きたい方向へ出ていく。
イギリスでは基本的に中を走っている車が優先。
出損なったらもう一周すればいいが、あんまり周っているとどこを向いているのかわからなくなるかも。^^;
そのラウンダバウトから脇へちょっと入ったところにニューマーケット競馬場とナショナルスタッドがあるが、
計画通りまずはインフォメーションと競馬博物館のある市街地へと向かった。
ラウンダバウトから市街地へ向かう通りがニューマーケットのメインストリートとなる。
5〜10分まっすぐ走ると前方に有名な時計台が見えてきた。てっぺんには風見鶏ならぬ風見馬がある。さすがだ。
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時計台
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風見馬
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この時計台周辺が一番にぎやかなところだ。
競馬博物館はナショナルスタッド方面から見て時計台手前のメインストリート沿いにあるし、
競馬博物館と時計台との間を鋭角に右折して入った細い道沿いの右側にインフォメーションがある。
インフォメーションをちょっと通りすぎたところに駐車場があったのでそこに車を置いた。
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インフォメーション入口
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インフォメーションはあまり大きくないが、ニューマーケットの地図や観光案内のパンフレットがたくさんある。
当然そのうちかなりのものが馬関係だ。
ここでナショナルスタッド見学ツアーの予約をした。
予約といっても別に難しいことは何もなく、見学したい旨と名前と人数を言えばそれで完了。
パンフレットをごっそりもらってインフォメーションを出た後、ツアー開始までまだ時間があるので近くを歩き回ってみた。
まずはすぐ近くにある競馬博物館を外から偵察。
道沿いに ハイペリオン(Hyperion) の銅像があったりして、歴史的名馬に弱い私はこの時点で早くものぼせ気味。
(ここでは外から見ただけなので、競馬博物館については中のことも含めて後で詳しく紹介する)
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とりあえずハイペリオン
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競馬博物館の隣にはイギリスジョッキークラブの建物があるし、
メインストリートからちょっと入った所には王室ご用達の馬具屋 ギブソンサドラーズ(Gibson Saddlers) があるし、
さらに入っていった所にはあの タタソールズ(Tattersalls) があるのだ。
タタソールズといえばサラブレッドのセリで超有名だ。毎年ここで取り引きされた馬の中から名馬が出ているのは周知の通りだろう
(たとえば2002年の英ダービーでは、勝ったハイチャパラル(High Chaparral)を含む 5着までのうちの 4頭がタタソールズ出身だった)。
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ギブソンサドラーズの看板
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タタソールズの看板
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こんな感じでちょっとそこらを歩いただけで(競馬の)世界的な有名ポイントにごろごろ出会ってしまう。
いやー、ニューマーケット恐るべし。
さあ次はいよいよナショナルスタッドだ。