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1. 車がなくなった

2003年7月8日(火)
その日、車(愛馬ろでー:色は黒)に乗って向かったのはカーショップだった。

その店でなぜか他の客の ETC 車載機をセットし直すことになった。ろでーから工具を取
り出し、少し離れた所にあるその客の車を勝手に開けて(おいおい)作業を行う。作業はす
ぐに終わり、再び店に戻って店員と話をしていると、その店員が店の外の駐車場を見な
がら言った。

「お客さんの車、ドア開けっぱなしですよ」

そちらを見てみると、ろでーのドアとトランクが全開になっている。先ほど工具を出した
時だろうか。イタズラされると困るので閉めに行こうと思うのだが、店員の雑談が長くて
外へ行けない。しばらくすると店員が冷静にこう言った。

「あれ、お客さんの車が...」

見ると確かにろでーがなくなっている。外へ出てあたりを捜してみるが見当たらない。お
ろおろしていると、話の長かった店員が駐車場の奥の作業ピットから「ありました」と声
をかけてきた。よかったよかったと行ってみると、そこにあったのはろでーとは似ても似
つかない紫色の妙な車だった。

おわり

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